AKB48として2枚目のアルバムで、2枚目のベストが今作。
キングレコードに移籍からのシングルが中心に収録されています。
2曲目の「Baby! Baby! Baby! Baby!」は配信限定シングルの別バージョン。
広く世にわたる形での収録はうれしいところです。
詳しい内訳は、シングル曲は全部で6曲。
それ以外にカップリングが7曲。
そして新曲が2曲となっています。
やはり、シングル曲は耳に残りやすいものが多く、バラエティに富んでいます。
秋元康の作詞は今でも十分リスナーの心をつかめているのでしょう。
音楽としては、聴きやすいが飽きやすい感じも。
新曲はユニットによるCM使用曲とグループ全体によるもの。
前者は推しメンが含まれている人以外はちょっと…という感じが。
後者は夏をイメージさせる明るい曲でコンサートでも盛り上がりそう。
どちらも目新しさは少なく、勢いをそのまま乗せた感じも。
カップリング曲収録の多さには賛否両論あるところです。
が、現在のコンサートのセット・リストの中心になっている曲ばかり。
今のAKBを知るにはむしろ最適な選曲かと。
あとDVDですが、試みとしては評価していいんじゃないでしょうか。
「大声ダイヤモンド」など3曲の振り付け映像が、マルチアングルで収録されています。
あらためてマルチで眺めてみるとグループとして考えられた振り付け構成であることが分かります。
不満として多くあがっているのは、実際のミュージックビデオに出ていたメンバーではないこと。
でも、収録されているメンバーも歴としたAKB48です。
バラエティなどで活躍している人もいますし、劇場でしっかり演じている人も含まれています。
そもそもAKB48は何かのときに代わりが利く組織作りをしているので、これはこれで貴重なものでしょう。
(歌番組でも選抜メンバーが出演できない場合に、代わりのメンバーが入り、穴を埋めていることもしばしば。)
大目に見てあげましょうよ。
ただ、DVD付きのみの発売はいただけなかったですね。
DVDなしで金額を下げた盤も用意すべきでした。