この本は、とても影響力のある本のようで、本を読んだあとで人生観が変わってしまった・・・という話をよく聞きます。
私も人に勧められて本を手にしたのですが、正直はじめは興味もない予言や芸能界の裏ばなしみたいな友人の話を聞いていたので、あまり読む気になれなかったのです。加えて、アメブロ内の著者のブログ記事や熱烈に指示する読者の方々の様子から、何・・?宗教・・?みたいなマイナスイメージばかりが先行していきました。
ダラダラと4日間もかけて少しずつ読んだ前半の恋愛話。
その後の急展開に、食事や寝る間も惜しんで読みきった後半部分。
結論から言いますと、この本だけは読んで見なければ分かりません。
どなたのレビューも、この本を的確に言い得ることは出来ないでしょう。
それほどに・・深く、感動的でドラマチック。
恋愛話からむせぶように泣いていた私ですが、本の後半では頭が真っ白になって
涙を流す事さえ忘れてしまいました。
けれども、胸の中には言葉にならない、出来ない感動が
波のように繰り返し繰り返し押し寄せている。
本当に本当に、この本の事を言葉で説明するのは難しい。
世界文学史上最高傑作とうたわれたゲーテの「若きウエルテルの悩み」よりも
心を打ち、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」よりもリアルな悲恋。
ビートルズの「イエスタディ」よりも泣ける本。
本の中半からは、信じられないような展開を見せ、のめり込むようにむさぼるように読んでしまった私ですが・・・いよいよ、言葉では説明出来ません。
この本のことは上手く説明出来ない私ですが、この本を読んでから私自身に変化がありました。
日々の小さな安らぎや幸福に心から感謝が出来る様になったこと。
他人の幸せを心から良かったね・・って思える様になったこと。
たとえ、人が見ていようといなかろうと自分なりのベストを尽くそう、そんな生き方がしたいと思える様になったこと。
そして、なんだかあやしい・・と、横目でにらむ様にしていたこの本を、とても大切に持ち歩くようになったこと。
それから・・私の好きな人やお世話になった人たちに、この本を一冊ずつ買って
プレゼントしたいと思う様になったこと。
本物って、言葉に出来ないものなんです。
ぜひ、一度だまされたと思って読んでみてください!