マイケル・ジャクソンという一人の男が何を考えて何を感じ、どのようにして結果を出したのか―など本当のマイケル・ジャクソンを知ることができると思う。
唯一彼が残した公式の自伝。
巷に溢れているどんな"追悼本"をかき集めてもコレに勝るものなどないと思う。
マイケルを知りたい人は当著書と、当初アメリカで出版された時と同じDoubleday出版社から出ている、「Dancing the dream」をお薦めしたい。
初版翻訳版を以前図書館で借りて読んだが、初版版とはつくりが違う。初版はまず横書きで大判、カバーをはずすと布製?の表紙で金箔のマイケルサイン入り。今回の方にもマイケルのサインがあるがこれは金色っぽい色で記されている。
今回、コレに合わせて改めて英語版も購入した。彼の本当の言葉や言い回しを知りたくて。
今後マイケルの言葉や彼が積み重ねてきた努力の作品たちを見ることも、聞くこともできないと思うと切なくなってしまった。
でもこの本の中での彼が語っている一番核の部分、魂は最期まで不変であったと感じた。
彼の信念がとてつもなく強いということと、努力の人だったということを知れて、本当に幸せに思う。それ故、自分の生活にも送りたい言葉がたくさん込められている。
ただのアーティストの自伝というイメージは無く、作品に込めた想いや記録として楽しむ一方で、どんな自己啓発本や哲学書よりわかりやすく、自分の血となり肉となるような言葉にも出会える。彼が生前意識し、語っていたようにこうして作品を通し私たちを伝って、彼が永遠に生き続けることができるんだなと心から嬉しく思えた。
当時担当編集者だった女性の「新刊へのあとがき」もぜひ読んで欲しい。切なくなるほどキラキラしたマイケルが描かれている。
Rest in peace,MJ.You will always be The KING OF POP..KING OF "POPS"...