テンプラとパンツがメインの話はますむらひろし氏の初期作品に通じるような、ちょっぴり残酷でふしぎな感じでした。

幼い頃に「アタゴオル物語」を読んで以来、心に残り続けていて、大人になってから、アタゴオルがまだまだ続いている事を知り、再び読み始めました。 ヨネザアドの各地へ冒険に出たり、アタゴオルに戻ってはまた騒動を起こすヒデヨシの力強さ、テンプラの感性の鋭さ、パンツの博学ぶりなど、キャラクターたちもとても素敵です。 どの巻も、とてもとてもオススメです。

テンプラとパンツの夢の話は初読ではギョッとしましたが、すっかりツボにハマってしまい何度も読み返しております。初期のダークでシュールな作風を好きな方にはオススメかと。そして水晶散歩から再登場の潜水夫猫の謎は深まるばかりです。あの管は一体どこと繋がっているのか。 しかし後の15巻あたりでも思ったのですが、パンツは意外と権力志向なのかなぁ…？

先の展開が気になって「あっ」という間に読み終わりました!

今回雰囲気が変わってダークな印象。絵柄も変わったような。これはこれで面白い。

でも、今回の内容はちょっとパッとしないかなー？