ベストセラー作家(漫画家)の西原理恵子が、お金について真剣に語っている。
極貧だった子供時代から売れっ子になってからもギャンブルや投資(というか投機)で大金をスッてしまったことまで、自分の体験を中心に『カネ』について語られている。
これまでサイバラの作品を読んだことのある読者なら、一度や二度読んだことのある内容のものも結構含まれているので、「新鮮味」という意味では少し無いかなと思う。
ただ、「自分探しの迷路は『カネ』という視点を持てばぶっちぎれる」というのは、説得力があると思ったし、最後の章「外に出て行くこと。『カネ』の向こう側へ行こうとすること」には、泣かせてもらいました。(^_^;)
200頁ちょっとある本だが、字が大きいのでサクッと読める。