くどかんさんの本が発売され、旦那っちが楽しそうに読んでいます。
ときどき「クスクス」や「ワッハハ」など笑い声が聞こえます。
人は笑うと健康が保てると言われます。
いつまでも笑顔な旦那っちへのプレゼントです。
(以下引用)
■忘れるのはもったいない
宮藤官九郎(くどう・かんくろう)さんが子育て? なんか、夏目漱石が主婦に乗り移るくらいの意外感がないか? 結婚10年で授かった娘かんぱ(仮名)の生まれたてから3歳まで、週刊誌に連載した育児日記を本にした。びっくり。実にまじめなお父さんぶりなのだ。
「読んで、思い出しましたよ。そうか、あのころはこんなだったな、と。書いてなかったら忘れちゃう。それは、もったいないです」
出産前から父親学級に通い、立ち会う準備をしていたのにあっさり安産で空振り。赤ん坊の寝る、泣く、飲む、出す、の繰り返しさえドラマだ。まして熱など出そうものなら……。親のあたふた、親ばかは古今、不変の姿だろうが、そこは脚本・演出・映画監督・役者も兼ねる宮藤流エンターテインメントに――「やばい、今、可愛さのピーク!!!」。
「奥さんが読んで、同じことを体験して知っているのに、面白いと言ってくれるとうれしかったですね」
自然体で協力し合うイマ流夫婦のあり方も、なかなか美しいのだ。
「子供ができると、作品も変わるよ」とよく言われる。それはわからない。「ただ、いろんなことを許容できるようになったかな。経験値が一つあがったというか」と自分評。
「かんぱ」はいま、3歳半。無視することを覚えて聞こえないふりをしたり、ちょっとしたゴマカシをしたりするという。それを「人になってきてるな」と、面白がる。「子供って、無邪気で可愛いだけじゃないのが面白いじゃないですか」
いい面、いやな面を含み合わせて受けとめる人間観は、宮藤さんのドラマのユーモアや、風通しのよさの底にあるものだろう。
子供が大きくなるのはうれしいが、女児の父親としては、よそと比べて変だと思われないか、いまから心配だ。