この本を読んでわかったことがあります。
一般の会計本では、損益計算書やキャッシュフロー計算書の言葉の意味はわかっても、それだけでは投資で使えないということです。
著者の勝間さんは公認会計士とアナリストの実務を経験されている方で、どのように決算書を見ればよいのか熟知されている方です。
この著作では、会社の発表される利益を鵜呑みすることなく、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書から、利益が無理やり捻出されたものでないか、不正が行われていないかを見抜くためのポイントがまとめられています。
投資している企業の有価証券報告書の読み方がわからないという方はもちろん、プロがどのような視点で決算書を読むのかを知りたい株式投資家にはおすすめの書籍です。
私も、会計はそれなりにわかっているつもりでしたが、この書籍で「そのような視点で決算書を見れば、効率的に企業分析ができるのか!」と目からウロコでした。