￥７５０。読んでみたい本でした。落語って脳で笑う種類のゴラクなんだろうと思います。前から落語には興味があったものの実はちゃんと聞きに行った事ないのだ。 初心者にオススメの落語は「このカセットがいい」って感じで書いてあるので参考にしやすい。 実際に私は「桂文楽」の「寝床」のCDを買いました。落語に興味があるけど何から聴いていいか分からない人には入門書になる本です。

私はそれなりの量の落語を聞いています。通一歩手前あたりでしょうか。いわゆる通の方々に、この本は不要かと思います。しかし、落語ビギナーの人にこの本がお勧めかと言われると、ちょっとわかりません。この本を読んで、もっと落語を聞いてみたいと思えるかどうか。 まあまあの本です。

落語初心者や、落語通だとまではいえない私のような者にとっては、軽い参考書としてなら、無難な本だといえます。しかしながら、著者のおばさまの井戸端会議でのお話のような「～なのよ」と、あえて記す文体は、私は嫌いですね。ひとつの落語の演目の解説を記したあと、「とにかくＣＤを聴いてみて」みたいな文章も、それなら、この本の存在する意味は何なの？と疑問に思えてきます。著者なりのそれぞれの落語に対する思い込みをひたすら書いただけの方がすっきりしていたように思う一冊でした。