和田誠さんのかわいい表紙とレビューにひかれて購入。
観測隊のむさくるしくも楽しい生活が軽妙に描かれていて、気軽に読めました。しかし、極限の環境の中で特に仲良しでもない男9人、良くご無事で、と思いました。一人一人使命があるし、厳しい選考をくぐってきた人たちなので、こんな生活一年もできるんですねえ。人間ってすごいなと思いました。
著者は食事担当なのでメニューがよく登場しますが、時々もの凄い高価な食材を豪快に使ったりして、和洋中、何でも作ってしまうのが凄い!
極地で心身ともに健康を保つのに、一番大事なのは、案外おいしくて楽しい食事なんだと思いました。これって都会の家庭でも同じかも。外で厳しい戦いをして帰宅する?家族のために美味しくて楽しい食卓にしなくちゃなと、主婦の私もあらためて思ったりしました。