業績のトップ企業と準トップ企業を比較することで、高い次元での差分を明確にしています。その差分から従来の経営学の常識を覆す事実の発見し、意識のパラダイムシフトの必要性を示唆しています。
顧客満足に直結する商品・サービスが企業のアウトプットとして顧客から評価されるため、その向上に努力することが企業使命と考えていたのですが、この本は、商品・サービスは企業をよくしていくためお手段であり、顧客から評価されるのは企業・ブランドだという逆転の発想は斬新でした。非常に思慮深い思想で消化に時間がかかりそうですが、折に触れ読み返したい本の一冊となりました。