夢野久作の小説をいくつか読んで、慣れてから、本書を読むことをお勧めする。 難しくて読むのをやめようか……と思う辺りでまた面白くなってくる。 やはり夢野久作は天才だ。

面白いです。 下巻も読みたいと思います。

昨今、昭和史前後のことを全く知らないことに気がつき、遅々としながらでもその当時の歴史や自分が知らない書物にてを出して行っているのであるが、そうしたプロセスの中「3大奇書」なるものが存在するということを知り、即座手を指した次第である。 夢野久作氏の作品は1番初めに「少女地獄」を読んでみたのであるが、とても昭和10年前後に書かれた内容とは思えないような文体で至極読みやすかった。 で、この3大奇書に数えられる「ドグラ・マグラ」であるのだが、私の経験上、内容がかなりとんでもない「裸のランチ」やグラスの「ブリキの太鼓」と比較すれば、読みやすい部類で、内容に関してもいっちゃっている感は少なくとも上巻では余り感じられなかった。 ただ、当方長年軽いと言えないメンタル系の病気を患っているのであるが、作中の正木先生の「キチ○イ地獄外道祭文」（無論、本編では伏せ字無しｗ）に関しては、唯一無二のリズム、文体と共にその内容に驚かされた。 その当時から、精神病患者を取り巻く環境は変わっておらず、随分と精神科医の黒い部分を赤裸々に綴った内容に関しては、是非とも興味を持たれた方には手にとって一読してもらいたい次第である。 現在、下巻を読み進めている最中であるが、個人的にはアングラの中でも奇書とは言えない感じですかね・・・。 ともすれば、これから先突拍子もない展開になるのやもしれませんが。 最近の書籍市場の中は、個人的な見解ですが本当に脱個性が進んだ書ばかりだと思いますから、一風変わった作品にであいたいと考えておられる方には得意お勧めしたいです。 京極夏彦氏の「京極堂シリーズ」好きな方は案外時代背景なども含めてはまる可能性は高いかな？？？

不思議な世界・・。ドグラ・マグラ。読まないとこの世界は覗けません・・。

読んだら一度は精神に異常をきたす…というふれこみでしたが、そんな事はありませんでした。 上下巻を読み終わった後、主人公のその後がかなり気になる終わり方をするので、消化不良な感じを覚えるのかも知れません。人によっては「だから、何？」という感想を持つかも知れません。 京極夏彦作品の「理屈」を100とすると、ドグラマグラは「理屈」70くらいでしょうか。京極作品を読み慣れていれば、ドグラマグラはとても読みやすい作品です。 私は先が気になって、一気に読みました。面白かったです。 ちなみに、表紙の絵がかなり露骨な感じでエロス強調してますが、作品の内容はそんな感じでは無いと思います。

そうかどうかは自分で確かめよう！ということで、購入。精神をきたすよ、というお触れがきです。私は大丈夫そうです。笑 ただ、あまりにも真剣に、深刻に、想像をめっちゃ膨らませて読むと、確かにちょっと気持ちが悪くなります。

赤ん坊が泣いているのは、お腹の中で母親の心が恐ろしかったからなのです…。こわっ！ 生物学的に胎児はお腹の中で魚から両生類、そしてほ乳類の形へと生物の進化を短期間でなぞっていきます。 当然脳の中にも何億年の記憶が眠っています。 それが先祖の個人的な出来事まで覚えているとしたら…。それこそが本書に登場する「心理遺伝」なのです！普段は忘れている記憶が理性の抑制をはねのけて表層に現れたらどうなるのか？ここに書かれている世にもおぞましい事件は人事ではないのです。

日本4大ミステリーに興味を持った娘に頼まれて購入しました。 狂気の奇書らしいです。

以前から読んでみたいと思っていましたが、なかなか手に取ることを躊躇してしまう表紙だったため、楽天ブックスで購入しました。 文体、表現、作風、あらすじ、どれをとっても独特なものがあり、読み始めはなかなか馴染むことができませんでした。一度諦めかけましたが、読み進めるにつれて、自分なりにテンポをつかんで読むことができました。 他の小説に比べて、時間はかかりましたが、読み応えのある作品だと思います。興味をもった人は一度手にとって読んでみることをお勧めします。読了できるかどうかは、微妙かもしれませんが・・・。

難解でした……。 決して先が気になって読み進むような本ではないので、途中挫けそうになりましたが……。 とにかく「難解」でした……。

かなり興味津々でようやく買えたのでうれしいっす。おもしろいらしいですよ。

奇妙な物語で、面白くもあり、つまらなくもありました。

夢野久作の代表作品。ワケが解らない変な小説ですが、とらえようによっては面白く読み応えのある作品です。以前所有しており、また読みたくなったのですが紛失のため再購入しました。カバーの表紙絵は勘弁してほしい。そんな内容でもないので･･･。

親友が持っていた本なので、興味があり購入しました。 夢野先生の独特な文章で、序文から引き込まれます。 そしてどんどんと明らかになっていく真実と、主人公の反応の差がとても新鮮でした。 色々と逸話のある作品ですが、一度はおすすめしたい作品です。 本当に面白いです。

表紙の絵が違います。 詐欺だと思います。

はじめの方は面白かったが、ちゃかぽこあたりから苦痛が続きます。

「読んだ者は精神に異常をきたす」の説明書きで興味を持ちましたがほとんど意味不明です。 これを読む時間を他の本に費やした方が良かった。

まだ序盤しか読んでないけど最近読んだ小説の中では最ものめりこめない小説でした。大体就寝前に読み始めるので殆どの小説は時間を忘れて読み、下手をすると徹夜するけど、この小説は文章がだらだら続く感じでメリハリに欠けていて内容が頭に入り辛く30分程読めば眠気に襲われるので、個人的には不眠解消に重宝しています（笑） やっと下巻まで読み終えた。上・下読破するのに２ヶ月以上かかるとは（笑）。下巻の方が謎解きが出てくるのでおもしろかったような気がします。でも最後まで救われる人が出てこない、なんともやるせなく悲しい小説でした。

人におすすめできる品ではないです。 好き嫌いが非常に分かれますから。 それ以前に、よほど頭が切れる方で無いと理解できない内容ですから、下巻を読まずに諦めるでしょう。 私は完全に理解できましたので、先が気になって仕方ないです。 1時間10分ほどで上巻を読破しました。

探偵小説家夢野久作の代表作とされる小説です。 その常軌を逸した作風から、一代の奇書として 高く評価されているそうです。 本書を読破した者は、 「必ず一度は精神に異常を来たす」と称されています。 酔っ払って読んだためか、 精神に異常はきたしていないと自覚してますが。。。。 記憶という点では、新たな発想は生まれましたが。。。。

かなり昔に読んで「意味分からん！」と思った記憶があり、なんとなくもう一度読んだら分かるかも？と思い購入しました。「やっぱり分からない！」というのが実感です。でもこの本はそれで良いのだ！とも納得できました。

ドキドキ！これからです！かなり癖のある本らしいのでゆーっくり読む！

10年も推敲をかさねたそうな(*゜ro゜) 阿部公房や、京極夏彦を苦もなく読める人にはいいと思います。