このバッテリーは凄い。電圧こそ通常の電解液注入型バッテリーとあまり変わりは見られないが、このシール型バッテリーの底力は厳しい条件になってこそ現れる。
日本のJIS規格(-15℃)より厳しい米国のSAE規格(-18℃)で試験を行っているため、低温での始動性能は目を見張るものがある。私の場合、なんと8Vからでも一発始動したのである。電解液注入型バッテリーではこんな電圧だといかにも苦しそうである。
なぜこんなことが可能なのかといえば、電流が凄いのである。セルモーターの音を聞いてもらえば分かると思うが、一段高い回転音を出しながら回るのである。高い音ということはそれだけ速い速度で回転しているということである。速い速度で回るということはそれだけ回す力があるということである。
寒さが厳しい地域の方々ならきっと違いが分かってもらえると思う。