かねてより2.5キロの南部鉄器グリルパンを使っており、本製品の重さなぞ問題ではあるまいと思い購入いたしましたが、いざフライパンの1.7キロに向き合ったところ、予想以上に重かったというのが実感です。とは言うものの、重さは頼もしさでもありました。まごう事なき底板の厚み、その蓄熱力の凄さを使いはじめから実感することができました。メイラード反応が顕著でしたし、これこそがこのフライパンに求めていたものですから、使い始めから納得度100%、頼もしさ感100%で、満足の一語に尽きます。鉄のフライパンは2台目ですが、使い始めから何の手間無く使えるように仕上げてある点にも感心しました。道具として美しく、作り、品質の確かさも握ってみれば実感できます。料理は楽しみごとですから、長く使っていけば、あるいは重さは更に気にならなくなる取り回し方ができるような予感もあります。