このシリーズをおいしくないとレヴューする人もいるが、非常食になにを求めているのかと思ってしまう。
そりゃ、このレベルのが小料理屋で出てきたら二度とその店にはいかないけれど。
場末の名もないカラオケボックスでだされて、「しかたないよね」と思うかどうか。
最近の居酒屋チェーンなら、もしかしたら驚きもしないかも。
うちの妻が新しかったころの手作り料理がこのレベルでも、あばたもえくぼで問題視しなかったろう。
古くなったいまなら、「めずらしくかぜでもひいたか」と思うレベル。つまり黙って食う。
以上がだいたい味の指標になるかもしれない。
そのうえで、「十分おいしいですよ」と感想する。
ちなみにうちはお米好きで、わざわざ農家から直送してもらっています。くらべるまでもなくコメの質は雲泥の差。おいしいコメの足元にも及ばない。
でも「もののおいしさ」ってそうではないでしょうということ。
非常食だからとかいうのではなく、なにと比べてうまいのまずいのでもなく、「これはこれでおいしい」。
5年保存できるなんて付加価値ついたら、もう「5年も干からびていて、それでもこんなにおいしいの」と驚くよ。
私は不自由な避難生活でこれを食べることができたら、十分感謝すると思うけどなあ。