今日の一枚
「Jutta Hipp at the Hickory House, Vol. 1 」 Jutta Hipp 1956年ドイツ人女性ピアニスト ユタ・ヒップ。
当初ドイツで活動をしていましたが
1954年その地を訪れたアメリカ人ジャズ評論家レナード・フェザーの目に留まり
彼の勧めでアメリカに渡ります。
ドイツではクール派の洗礼を受けたヒップですが
実はバド・パウエルやホレス・シルバーなどのビバップが好きだったようで
本盤ではそのビバップピアノを遺憾なく披露しています。
女性ならではの線の細さを感じるものの、それが彼女の個性になっているよう。
音楽的行き詰まりか、環境への不適応か、はたまた婚活?
1958年頃には表舞台から姿を消し引退状態に。
残されたアルバムはほんの数枚ですが
ブルーノートからのリリースだったということで
彼女の名はジャズ史に残ることになります。。。
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