本日のBGM
「1958 MILES」 MILES DAVIS 1955年、1958年ピアニスト ビル・エヴァンスが マイルスバンドに在籍しての
唯一の公式スタジオ録音アルバムが
ダンディズム溢れる 超名盤の誉れ高い 「KIND OF BLUE」。
しかし それから遡ること 約1年。
同じメンバーでのスタジオ演奏が聴けるというので その価値を高めているのが
日本独自の編集による こちらの1枚。
もともとは 別のアルバムのB面を埋めるために
曲が必要となったため メンバーが集められ
特に打ち合わせも必要としないということで スタンダード曲が演奏されることに。
ホーンアンサンブルはなく ただソロをつなげただけの構成で
やっつけ仕事の感は否めないものの それでもこのクオリティ。
緊張感あふれる(というか暗い。。。)「KIND OF BLUE」とは対照的に
かなり自由で、リラックスした雰囲気さえ感じます。
しかし その一方 マイルスバンドによる前作「MILESTONES」から さらなる進化を求めて
ピアニスト、ドラマーはチェンジされたため
新メンバーのお手並み拝見という面もあり(オーディション的な…。)
当事者同士は けっこうピリピリムードなのかも。
この出会いがなければ 「KIND OF BLUE」は存在しない
と思うと なかなか興味深い作品なのです。
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