2014年 05月 23日
ミュージシャンの罪と作品の価値
一時期は非常に人気があり、私のように彼等のファンではなくても、TVやラジオ、若者向けの店のBGMなどで耳に入ってくるような状態でした。
薬物依存は本人だけでなく周りの人にも悪影響を与えますが、作品には罪はないと思います。
日本の芸能人が捕まると作品が販売中止になりますが、洋楽の芸能人の犯罪では作品の回収はされていません。
都立多摩図書館で80年1月の新聞縮刷版を閲覧して、ポール・マッカートニーの大麻事件当時の記事を探しましたが、ビートルズやウイングスのレコード・カセットテープの販売中止や店頭在庫回収の記事はありませんでした。
ただし、作品に罪はないとはいっても、性犯罪や他人の命を奪った場合には複雑な気持になります。
60年代に人気のあったある歌謡曲歌手は人の命を奪いました。
70年代になってからのカムバックが予定されていましたが、愛人が邪魔になったという理由で殺して新曲キャンペーンに行った行為が人として許せません。
事件後、その歌手のレコードは全て廃盤となりました。
フィル・スペクターも人の命を奪ったとされていますが、私が好きなスペクターの作品は事件が起きた2003年よりもはるか昔の60年代が中心なので、作品と事件とは無関係と考えています。
ただ、事件以前でもスペクターにはいろいろな問題行動がありましたが…。
by red_primrose
| 2014-05-23 23:29
| 音楽