向井秀徳はなぜ少女を歌い続けるのか ZAZEN BOYS『らんど』が夕暮れ時の人間物語たる理由
ZAZEN BOYSから12年ぶりのニューアルバム『らんど』が届いた。今作で向井秀徳が描くのは、絶えず第六感をくすぐり続ける夕焼…
向井秀徳(vo&g)、田渕ひさ子(g)、中尾憲太郎(b)、アヒト・イナザワ(dr)から成る、魂のロック・バンド。
97年、1stアルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』を地元・九州のインディー・レーベルよりリリースする。テレヴィジョン、ハスカー・ドゥ、ピクシーズといった、USニューウェイヴ/パンク〜オルタナティヴ・ギター・バンドへのオマージュが爆裂したサウンド、そして何よりも、向井による“屈折型ロック男”特有の焦燥感、切なさを増幅させた詞世界が素晴らしい。それらは「センチメンタル過剰」「OMOIDE IN MY HEAD」というタイトルからも推測できるのではないだろうか。また、この時期すでに彼らの音楽性が確立していた点は注目すべきであろう。
99年には、シングル「透明少女」にてメジャー・デビュー。そして同年発表のアルバム『スクールガール・ディストーショナル・アディクト』にてコアなロック・ファンのツボを刺激しまくり、トリコにしていった。田渕による攻撃型ソリッド・ギターと、それを迎撃する向井のディストーション・ギターが織りなす絶妙なコンビネーション、野良牛のごとく粗暴で骨太なリズム隊がもたらす猛烈なグルーヴ、そしてメガネ男の魂の叫び——それらが融合し怒涛の音空間を構築するのだ。
02年4月には、メジャー3枚目となるアルバム『NUM-HEAVYMETALLIC』をドロップするが……同年11月30日、札幌でのライヴをもって惜しまれつつ解散。
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