連載「lit!」第32回:2022年にロックの有効性を高めた新たな動き The 1975、米津玄師……国内外の象徴的な作品を辿る
週替わり形式で様々なジャンルの作品をレコメンドしていく連載「lit!」。今回は2022年を象徴するロックの作品をいくつか挙げてい…
ミューズ———全能の神ゼウスの娘で芸術・学問を司る女神。なんと大それた名前だろう。
99年にジョン・レッキー(レディオヘッド、ストーン・ローゼスなど)をプロデュースに迎えたデビュー・アルバム『ショウビズ』をリリース。ビッグ・ネームの順調ぶりに落ち着いてしまった感のあるUKシーンに、「ピチピチの新人入荷!!」的な衝撃を振り撒いた彼らは、それまで瞬殺されてきた多くの新人バンドとは一線を画する風格さえ感じさせた。
若いながらにめちゃウマなテク、スペイン音楽から得た哀感たっぷりのメロ、トム・ヨークとジェフ・バックリィを彷彿させる凛然としたヴォイス……といったもろもろの要素は、言いがかりのつけようもないほど完成度が高い。そして、改造ギターが鳴らすメタル・サウンドが激情を代弁しているかと思えば、繊細なピアノの旋律がうすら悲しい風情をかもし出したりする。———リスナーはもう圧倒されるしかないのだ。
01年に入り、メタリックなギター・サウンドが暴走するドラマチックな展開をみせる新シングル「プラグ・イン・ベイビー」をリリース。同年、否が応にも膨らむ次作への期待を裏切ることなく、壮大なスケールとエモーショナルを持った2ndアルバム『オリジン・オブ・シンメトリー』を発表する。続く03年リリースの3rdアルバム『アブソルーション』では、3ピース・バンドでの限界を越えた、分厚く、へヴィかつドラマチックなサウンドを展開。さらに06年には、彼らの目標である“ロックでエモーショナルを、ドラマティックをどこまで表現できるか”が、さらに研ぎ澄まされた4thアルバム『ブラック・ホールズ・アンド・リベレーションズ』を発表している。
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