『虎に翼』第5週「朝雨は女の腕まくり?」を振り返る 寅子の裁判官への道
NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第21話から第25話までの第5週「朝雨は女の腕まくり?」を振り返る。
第21話では、直言(岡部たかし)が逮捕され猪爪家には報道陣が殺到。寅子(伊藤沙莉)も大学に行けない日々が続く。そんな中、穂高(小林薫)が直言の弁護を引き受けると申し出る。直言が逮捕されてから4カ月後、予審が終了し、共亜事件の被告人16名全員が裁判にかけられることになったとの報道がなされる。新聞には、「直言が罪を自白した」と書かれてあった。
第22話では、寅子は自分に何ができるかと考える中で、はる(石田ゆり子)が毎日つけていた日記の存在に目をつける。優三(仲野太賀)と協力して手帳の内容と直言の調書の齟齬をいくつも見つけた寅子は、直言のもとを訪れて真実を問い詰める。真実を白状した直言だったが、それでもなお全て罪を受け入れることを明かし、寅子たちに「すまない……!」と涙声で何度も謝罪する。
第23話では、寅子は直言の無罪を主張するため、新聞記者の竹中(高橋努)に声をかけ、事件のことを記事にしてもらおうとする。しかし、竹中は寅子に「ガキが足突っ込んでいい事件じゃない」と忠告。ある日、寅子が花岡(岩田剛典)とともに署名運動をしていると、見知らぬ男が2人に襲いかかる。署名を奪い去ろうとする男たちから2人を、竹中が救う。竹中は再び寅子に忠告をする。
第24話では、共亜事件の裁判が山場を迎える。寅子が暴漢に襲われたことを知った直言は罪を全て否認し、自白を強要されたことを訴える。検察が頑なに否定する中、寅子が「監獄法施行規則第49条」の内容に気づいたことをきっかけに穂高は検察を追い詰めていく。裁判の推移を見守っていた裁判官の桂場(松山ケンイチ)は日和田に説明を求め、記憶が定かではないと答える日和田の矛盾を穂高は再び突く。
第25話では、1年半に及んだ直言の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎え、直言たちは無罪を言い渡される。判決後、穂高は桂場と酒を酌み交わし、判決文に込められた思いを絶賛。寅子も桂場にお礼を伝える。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜~金曜8:00~8:15、(再放送)毎週月曜~金曜12:45~13:00
BSプレミアム:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜8:15~9:30
BS4K:毎週月曜~金曜7:30~7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか