常盤貴子、京都の愉しみ方とは『Discover Japan』最新号からわかるトレンド動向
何度訪れても新たな表情を魅せてくれる京都。月刊誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』2023年11月号は「京都」を特集。平安京を守護する役割を担って誕生し、いまも京都の入り口に鎮座する「東寺」からスタート。さらに大原、伏見、宇治、美山、南山城といった、少しだけ足を伸ばして訪れたいエリアを紹介。洛中とはまたひと味違った、京都の表情が楽しめる。
【写真】観光客の多い今こそ訪れたい“奥の京都”など、盛りだくさんな中面を見る
そして、京都の新しい食のトレンドである“昼飲み”やレトロ建築、進化する銭湯文化といったムーブメントも紹介。今年は旧暦から新暦に変わって150年目。天文や暦の知識で、都を護ってきた陰陽道の秘密といったディープな知識も盛り込みつつ、ちょっと“奥”に踏み込んだ京都の魅力を届けてくれる。
今年、京都府文化観光大使になった俳優の常盤貴子さんに、真言宗立教開宗1200年を迎える「東寺」を訪ねもらった。今秋開催の「東寺のすべて」の見どころをはじめ、東寺についてあらためて紐解いて紹介。また、月に数回京都を訪れているという常盤さんが愛する京都についても教えてくれている。
多くの観光名所が集まる京都へ、いま行くならば気分は“ちょっと奥”がいい。京都市内から少し離れた大原、伏見、宇治の知られざる魅力を作家・柏井 壽さんが解説。大原では、豊かな山里で育つ野菜を使った美食を提供する店が増えたという、“美味しい大原”の秘密を、伏見では、伏見稲荷大社をはじめとするパワースポットが集まる地として、商売繁昌・金運が上がるご利益の源を、宇治では、平安・鎌倉時代に思いを馳せつつ、国宝とお茶をたどる旅をぞれぞれしっかりひも解いている。
古都・京都は、実は明治・大正・昭和初期にかけて生み出された、近代建築の宝庫。そんな「レトロ建築」をキーワードに名喫茶を7軒紹介。この秋は、11月2日(木)~12日(日)まで行われる「京都モダン建築祭」という年に一度、貴重な建築が一斉公開されるイベントも。懐かしい空気に包まれたレトロな空間と美味しいものに心ときめく旅をお愉しみたい。
室町時代から続く華道家元池坊の家に生まれ、いけばなの魅力を伝えている池坊専宗(いけのぼうせんしゅう)さんに、京都で特に心惹かれる庭があるという「高山寺」を訪ねてもらい、その魅力についても話してもらった。