“いらすとや”風のイラストが自動作成できる!?  話題沸騰の「AIいらすとや」を試してみた!

 テキストから画像を生成できるAIお絵描きアプリ「AIピカソ」に、新機能が搭載された。その名は、AIモデル「AIいらすとや」。なんと、かわいいイラストで人気のフリーイラストサイト「いらすとや」風のイラストを生成できるようになったのだ!

 いらすとやのイラストは、学校や官公庁のチラシから、某家電量販店のPOPまで、とにかくありとあらゆる場面で見かける。おそらく、日本でもっとも目にすることが多いイラストのひとつだろう。そして、「誰が使うんだ?」と思うようなシチュエーションのイラストが多く、熱心な愛好家も少なくない。

 筆者もさっそくアプリをダウンロードして、実際にイラストを作ってみた。その過程をレポートしてみよう。

アプリを立ち上げるとメニュー画面が出てくる。
生成したいイラストのイメージを入力する。試しに「ラーメンを食べる男性」と入力した。スタイルとして、「いらすとや風」を選択。「生成」ボタンを押すだけだ。
生成中。
完成! いらすとや風の画像が生み出された!


  なかなかの出来栄えである。では、それ以外のテーマでイラストを生成してみよう。
メイド
巫女
田舎の風景
石油王
納豆を食べるおじさん
メイド服を着た猫耳の女の子
人工知能に振り回されている未来人
スパイと一緒に暮らす超能力者
イキってすみませんと謝るネガティブな女の子
イケメンでモテモテなちょい悪おやじ


 いかがだろうか。とりあえず、筆者が思いついたテキストを入れて、イラストを生成してみた。指示が詳しすぎても、シンプルすぎても難しいようで、使いこなすにはコツが必要だと感じた。ただ、できあがってくるイラストが時には抽象絵画のようだったり、現代アートのようで面白い。例えば「石油王」などは、まさに「石油の王」という感じのイラストである。

 なお、公式によると現在はβ版のため、素材として使用することはできず、SNSにシェアして楽しむ範囲内での利用を想定しているとのこと。ただし、今後はユーザーが生成したいらすとや風の画像を閲覧したり、ダウンロードできるサイトのローンチを予定しているそうだ。

 ひょっとすると、数年後にはAIが作成したいらすとや風の画像が、公民館の掲示板に貼られるチラシなどに使われる日がくるかもしれない。

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