飲兵衛の街「熊本下通歓楽街」は飲み屋しかない
山林生活

飲兵衛の街「熊本下通歓楽街」は飲み屋しかない

飲兵衛の街「熊本下通歓楽街」は飲み屋しかない

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こちらは熊本名物の馬刺しです。レバ刺しが規制されて以降、生の肉を食べる機会はかなり減っています。でも九州だと鳥刺しもあるし馬刺しもあります。関東でも馬刺しは食べられますが値段が高いんです。こちらの店では660円で食べられます。

追加で名物のからし蓮根を注文しました。お土産でもらうからし蓮根は冷たいまま食べていましたが、温かいと美味しさが増します。そしてお酒に合う。地物料理に地酒。やっぱり日本食は日本酒ですよね。

本日は熊本の歓楽街、下通に来ています。こちらは下通アーケードです。熊本県最大のショッピングアーケードで500mの間に飲食店が軒を連ねるエリア。まさにここが熊本の中心でしょう。

ちなみに手前にあるサンロード新市街は日本で一番幅が広いアーケードなんだとか。たしかに熊本はアーケード街の幅が広く、せまっ苦しい感じはしません。でもかなり人が多いです。地方は飲み屋街がある中心地でもシャッター街となっているところもありますが、熊本で一番栄えていることもあり町全体がにぎやかです。

熊本の市街地、下通アーケードの周りは様々な通りがあり色々な顔をうかがうことができます。本日は熊本市街地を散策します。

まずは栄通り。歓楽街には必ずある栄通り。まさに歓楽街といった雰囲気のある道筋で飲み屋街となっています。看板の雰囲気も「ここは低俗な飲み屋街だよ!」って言っている感じがします。

スナックやクラブなどの夜間飲食店が多くあり大人の街って感じのする栄通り。ビジネスホテルが近くにあるので出張族御用達の街なのでしょう。

こちらは銀座通りです。銀座を冠する通りは銀座通りのほか西銀座、東銀座、銀座中通りがあります。てっきり造幣局があった場所なのかと思ったら東京の銀座にあやかりつけた名前なんだとか。そんなわけで東京の銀座っぽい飲み屋街となっています。

銀座通り界隈が下通のメインストリートで銀座通り沿いには居酒屋などが軒を連ね路地に入るとスナックやクラブがあります。

こちらは銀杏中通りです。こちらも飲み屋街です。熊本城は銀杏城とも呼ばれており城内にはイチョウの木があります。加藤清正が植えたそうで籠城のための食糧なのかそれとも防火のためなのか。少なくとも熊本は銀杏と古くからかかわりがあるようです。戦国時代に植えたイチョウが現在の街の名前となる。いいですよね。感慨深いです。古臭い名前ですけど逆にそれが新鮮。熊本県民の清正公愛を感じます。

こちらは酒場通り。

結構直接的な名前。っていうより熊本の繁華街 飲み屋しかない!
熊本にはくまもと県産酒で乾杯条例ってのがあります。あくまでも地産地消をしようってやつで、飲酒を強要するものではないようですが、酒は百薬の長ってのがウソと言われる現代で乾杯は地元の酒で!って条例を出しちゃうくらい熊本県民は酒好きなのでしょう。

そんなわけで飲み屋が多いし、酒場通りなんて直接的な名前にしちゃうのです。おそらくこの通りには酒場があるのでしょう。
酒場があるから酒場通り。安直な名前ですが逆にそれがよい。銀杏中通りとは違った趣があるのでしょう。感慨深いです。

こちらはクラブ通り。

感慨深くない!

安直すぎる。もう道の名前を考えるのめんどくさくなっちゃった人がつける名称。街への愛が感じられない。

区役所の目の前は区役所通り、城の西側は城西通り。ユーザビリティーを考えれば道の名称はこのように誰でもわかるようにするのは正しいです。

クラブ通り、すごいわかりやすい。

この名称を聞いてどんな街なのか容易に想像できる。でも直接的な名称はあまり良くないでしょう。これじゃあソープ街はソープランド通りって呼ばなきゃダメになりますからね。せめて「姉町」とか「女町」とかにすべきでしょう。

ちなみにソープランド前の道は南銀座通りです。これは銀座への偏見。

こちらには済々黌発祥の地っていう石碑があります。熊本県には済々黌高等学校っていう公立高校があります。全国でもトップクラスの高校で国立大学への進学率は全国一位です。現在の校舎は黒髪町にありますが発祥の地は歓楽街のど真ん中にあったんですね。

学校を建てた佐々友房は熊本藩士で西南戦争で投獄されるもその際に「教育と育成が急務」と考え出獄後に同校を設立したそうです。ここは熊本県の教育発祥の地。

そんな教育発祥の地に似つかわしくない飲み屋ビル。これは夜の社会科見学ってやつでしょうか。

飲み屋かコンカフェか。最近の歓楽街は大体この二つになっています。教育よりも飲み屋の方が熊本では人気のようです。
このように飲み屋だらけの熊本の歓楽街ですが、性風俗の類いは見つかりません。怪しい店が混じっていてもおかしくないのですが節度が守られているようで風俗は一応街の外れに一カ所にまとまっています。そのため熊本の飲み屋街は健全です。

明らかに不健全そうな看板。

こちらは絶対に普通の飲食店ではない看板が掲げられてありますが、セクシーラウンジなのでしょう。営業しているのかどうかも不明ですが、熊本は中央街以外でも遊べるスポットがあるようです。とはいってもセクキャバまでのよう。かつてはサロン的な店もあったようですがそれらは消えてなくなりました。そういうお遊びをしたい人は中央街の特殊浴場に行くのでしょうね。下通で飲んだ後、特殊浴場のある中央街へ行く。街のサイクルがちゃんとしています。それ以外の遊びがあるとすれば街娼でしょうか。どうやら熊本にも街娼がいるスポットがあります。

場所は中央街の端、下通二丁目にある西岸寺公園。アーケード街からさほど離れていませんが、あたりに人影は少なく静かな街並みです。
こちらでは夜な夜な街娼が集まるんだとか。

学生ビザで入国した外国人は資格外活動ができません。アルバイトをするにしても資格外活動許可が必要となります。しかし許可が下りたとしても働ける仕事は限られており、コンビニのアルバイトなど稼ぎがそこまでよい仕事には就けないのです。当然性風俗営業には従事できません。稼ぎの良い飲み屋や風俗で働けない。でも稼がなければならない。そういった人が街角に立っているのでしょう。これは“就労”ではないため在留資格の問題もない。
この付近には外国人の街娼がいるようです。

母国を離れひとり淋しい日々だったのでしょう。慣れない文化の中でどうにか生きる術を見つけこの場所に立ち続けているのです。そんな健気な子がいるのならば手を差し伸べるべきじゃないでしょうか。私は見て見ぬふりをする大人になりたくない!彼女らを助けたいんです!

ぜんぜんこねーし。

全然くる気配がなく、いるのはタクシー運転手だけ。もうこれ、運転手が街娼なんじゃないでしょうか。
街娼がいたってのはコロナ以前の話で感染症により帰国してしまったのでしょう。さらには円安なので日本円を稼ぐ意味がないため日本に戻ってこなかったのでしょう。円安により輸出産業は好調のようですが街娼の輸入が滞っているようです。

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