ヴィーガン探訪
ヴィーガン探訪 肉も魚もハチミツも食べない生き方/森 映子
2023年1月10日/255ページ
目次:ヴィーガンとは? ヴィーガン食の開発で世界を狙え なぜヴィーガンになったのか 産業として扱われる動物(1)―卵を産む鶏たち 産業として扱われる動物(2)―豚たち 鶏卵汚職事件―日本がアニマルウェルフェアに後ろ向きな理由 ヴィーガンは健康的なのか
いわゆる、ヴィーガンの世界的な潮流や、関係者などへのインタビューのほか、鶏肉・豚肉「工場」の実態、最後に肝心の栄養的に問題ないのかなどについて取材した本です。
その背景には、気候変動、動物の権利、健康など多様な要素があるようです。
●さまざまなヴィーガンのタイプ エシカルヴィーガン、ダイエタリーヴィーガン、フルータリアン、オリエンタルヴィーガン
●さまざまなベジタリアンのタイプ ラクト・ベジタリアン、ラクト・オポ・ベジタリアン、ペスコ・ベジタリアン、ポーヨー・ベジタリアン
(25ページ)
そのように細かく分類する必要もないのではと思うのですが。
要は完全に動物性の食品を食べないのがヴィーガン、何らかの動物由来の食品をいくらか食べるのがベジタリアンでしょうか?
また、エシカルヴィーガンは食事だけでなく、その他の生活面においても植物性のものだけを使うのだそうです。
さて、ヴィーガンはどのくらいいるのだろうか。(27ページ)
まずヴィーガンになった経緯を尋ねた。(101ページ)
この表現にも違和感を感じます。
「どのくらいいる」かを知ることは、ヴィーガン市場の大きさがわかることになるのでしょうか?
無理やりビジネスにつなげなくてもいいと思うのですが。
また、ヴィーガンは個人の信条に基づく生活をする人々であるならば、その人々が食品などを選択すればいいだけでは?
特に楽しいのは、個人で経営してる飲食店だった。(245ページ)
なぜか「孤独のグルメ」の、いち場面を思い出してしまいました。
「あーゆー昔ヒッピーだった人がやっている自然食の店ってさあ、どこもみんなテーブルがベトベトしている感じして、やなのよね」(101ページ)