Read for pleasure

The Bell Jar

今読んでる本。 ”The Bell Jar” by Sylvia Plath シルヴィア・プラスはアメリカ合衆国の詩人、作家。 この”The Bell Jar”は彼女が残した唯一の長編小説で、今年20年振りに新訳「ベル・ジャー」が発売されました。 私は随分長いあいだ本棚に眠らせていたもの…

菊地成孔「スペインの宇宙食」 私はこの本に感謝と敬意と愛情を捧げる

私は菊地成孔さんの音楽も文章もファッションも大好きなんだけど、その中で特に好きな1冊をあげるとしたら、やはりこちらかと。 「スペインの宇宙食」菊地成孔 以下、Amazonから本の概要。 20世紀のカルチュアをリードするカリスマ、菊地成孔の爆発はここか…

『家畜人ヤプー』沼正三

初めて読んだのは、知人から借りた角川文庫版でした。 もう随分前のことで、どうして借りることになったのか覚えていないけど、そのときに初版だから丁寧に扱うようにと言われたことは覚えています。 それから何年後のことだったか、これまた覚えていないけ…

Ice

No sun, no shadows, no life, a dead cold "Ice" by Anna Kavan アンナ・カヴァン(1901年4月10日-1968年12月5日)はイギリスの作家。 亡くなる1年前の1967年に出版されたこの作品は彼女の代表作にあたり、翻訳版も数回にわたり刊行されています。 以下内…

Identity

終わり方が好きな本。 主人公 Chantal の年下の彼 Jean-Marc が彼女にかける、最後の一行がとても好き。 "Identity" by Milan Kundera / Linda Asher (TRN) 『存在の耐えられない軽さ』著者による本書は、なんだかとっても不思議な雰囲気が漂う作品です。 ど…

『死に急ぐ鯨たち・もぐら日記』阿部公房

今この本を読んでいるのだが、、、、、 『死に急ぐ鯨たち・もぐら日記』阿部公房 驚くべき分析力で時代の最先端を行く、阿部公房という天才に圧倒されている。 以下はその、分析の天才故のエピソード。 ぼくも昔は陸上競技の選手だったことがあるし、とくに…

H・P・ラヴクラフト書簡集

最近、私の中でH・P・ラヴクラフトが蠢いてます。 ならば持ってる本を読み返せばいいのですが、何か他にないかと調べたら、こんなの見つけました。 2023年5月初版発行のH・P・ラヴクラフト書簡集。 ぜんぜん知らなかった! 『怪奇作家はダンセイニ卿を語る』…