北海道ボランティア・レンジャー協議会
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野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年11月05日 06:59:21 No.800 【返信】

晩秋に観察した夏鳥から。森の梢に「キジバト」の幼鳥(写真1枚目)と成鳥(写真2枚目は9月撮影)。ハトの主食は、穀物類。子育てには、消化途上で栄養価の高い“ピジョンミルク”を与えるため、キビタキやメジロなど昆虫食主体の野鳥たちに比べ遅めに繁殖を行っているようです。池の水面には「カイツブリ」の親子(写真3枚目、右側が幼鳥)。こちらは、ワカサギなどの小魚を利用するため、繁殖期は比較的長いようです。ここに来て、急に寒くなってきました。南の越冬地へ無事に渡ることができるよう、来シーズンの再開も楽しみに-。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年11月03日 07:52:55 No.799 【返信】

赤い果実、黒い果実のご紹介。スイカズラ科「カンボク」(写真1枚目)の果実は、つやつやの赤。落葉した枝先で存在をアピールしています。バラ科「クロミサンザシ」(写真2枚目)の果実は、文字どおり黒。同じくバラ科「ワタゲカマツカ」(写真3枚目)の果実は赤。“がく”の名残をとどめています。ちなみに、後段の2種は、近郊での撮影。野幌の森では、過去の植物調査に記録されるも、現在は見当たらないようです。



野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年11月01日 06:41:19 No.798 【返信】

エナガ科「亜種シマエナガ」のご紹介。森の入口でワンちゃんとお散歩のお客様から『シマエナガの撮影ですか?』と声をかけられました。「こればかりは、タイミングですので・・」と遊歩道をすすむと、程なく“ジュリリイ・・”。すっかり見通しの良くなった梢を賑やかに飛び回り、採食シーン?や、ふと佇む姿に癒やされました(写真1~3枚目)。ちなみに、シマ・・は、北海道=島に分布・生息しているという意味。シマフクロウも同義のようです。
※明日、11月2日は野幌森林公園「秋のありがとう観察会」(自然ふれあい交流館と共催)。事前申込、まだ間に合います。電話011-386-5832へ。皆様の参加をお待ちしています。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月31日 06:49:52 No.797 【返信】

まだ頑張って咲いている花々と訪花昆虫のご紹介。「ノゲシ」にハナアブ・ヒラタアブの仲間(写真1枚目)。ノゲシは、史前外来種とされます。このアブは刺したりしません。「セイヨウタンポポ」にセイヨウオオマルハナバチ(写真2枚目)。どちらも外来種、後者は特定外来生物。「ユウゼンギク」にヤドリバエ・セスジハリバエの一種(写真3枚目)。ユウゼンギクは侵略的外来生物。後者は、針のような毛をまとい一見“強面”ですが、花の蜜が大好きなハエさんです。



きのこシリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月29日 06:37:23 No.796 【返信】

珍しい?きのこのご紹介。「スッポンタケ」(写真1枚目)です。発生から時間が経過し、雨に打たれたこともあってか、鐘形状のかさがずり落ちた様子。かつ、先客が生え際を少し掘り返した痕跡に残念。タイミングが良ければ、「キイロスッポンタケ」(写真2,3枚目、撮影7月下旬)のようであったかと思われます。この仲間は、一般的なきのことは異なり、“かさ”の部分にネバネバした胞子液(クレバ)をつけ、強烈な異臭を放ってハエなどをおびき寄せ、胞子の拡散を託します。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月27日 07:25:26 No.795 【返信】

バラ科「アズキナシ」のご紹介。紅葉がすすみ、アズキ(小豆)ほどの果実が熟してきました(写真1枚目)。足早に落葉した梢を遠く眺めると、たくさんの果実で赤く燃え立つようです(写真2枚目)。ちなみに、7月上旬の様子はこんな感じでした(写真3枚目)。今シーズンは、森の果実が総じて大豊作の様子で、晩秋から冬場のバードウオッチングも大いに楽しめそうです。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月25日 07:44:41 No.794 【返信】

「フッキソウ」のご紹介。常緑の葉がこんもりと茂る様子から「富貴草」とか「吉祥草」とも。そんな濃い緑の中に、白い妖精のような果実(写真1枚目)。つぶらな瞳を連想する2つの点は、雌しべの子房と柱頭の間に花柱が2つあることによるのだとか。花軸に穂状についた花々(写真2枚目、5月上旬撮影)には、花びらはなく、上の方にたくさんの雄花、その基部にポチッと雌花が。中には、2つ、3つ、4つと複数個の果実をつけた元気な個体も(写真3枚目)。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月23日 06:33:16 No.793 【返信】

「クサギ」のご紹介です。果実は、光沢のある藍色で初めのうちは“がく”に包まれています(写真1枚目)。果実が熟してくると、がくは星形に開き、鮮やかな赤色が目をひきます(写真2枚目)。種子散布のため、野鳥たちにアピールしているようです。参考まで、花は白色で5つに深く裂け、長―いしべ(雌しべ1本&雄しべ4本)が印象的でした(写真3枚目、7月下旬~8月開花)。
※今回の森歩き・登満別エリアで、唯一出会った神戸からのご夫妻は“公共交通機関派”でした。ドライバー不足などから相次ぐバス路線廃止の報に、複雑な心境です。




昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月21日 06:23:04 No.792 【返信】

最近観察した昆虫から。通称、雪虫=「トドノネオオワタムシ」(写真1枚目)、みなさまがお住まいの地域ではたくさん飛んでいますか。トドマツとヤチダモを行き交う生活史は奥が深いようです。「メノコツチハンミョウ」(写真2枚目)は、メタリックな色合いで存在をアピール。触れると皮膚に炎症を起こすカンタリジンという液を出すので、要注意。生活史は、幼虫が訪花昆虫のマルハナバチを待ってその巣に運ばれ・・とドラマチックのようです。「プラタナスグンバイ」(写真3枚目)は、プラタナス<モミジバスズカケノキ>に付くカメムシの仲間。“軍配”に似た姿が印象的。ちなみに、グンバイムシ類は、国内で70種超とも。寄主植物名を冠するネーミングが多いようです。



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月19日 06:36:50 No.791 【返信】

「虫えい」のご紹介。ヨモギハシロケタマフシ(写真1枚目)は、ヨモギハシロケタマバエによって、ヨモギの葉裏や茎などにできる。イヌツゲメタマフシ(写真2枚目)は、イヌツゲタマバエによって、イヌツゲの葉腋の芽にできる。ミズナラメウロコタマフシ(写真3枚目)は、ミズナラメウロコタマバチによって、ミズナラの頂芽や側芽にできる・・。これらの現象は、昆虫が植物に産卵・寄生した結果、分泌物質などによって異常な発育を起こした部分。とても種類が多いようです。
さて、今日は10時から野幌森林公園で、ボラレン主催「晩秋の森自然観察会」。落ち葉を踏みしめ、紅葉や果実類のほか、こうした虫えいなど、観察しませんか。参加費は、@200円。缶バッジのプレゼントもあります。9時50分までに、直接大沢口の受付へ!




野鳥シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月17日 06:20:37 No.790 【返信】

カラ類から。「ヒガラ」が地上10数㍍の松の梢と周囲の広葉樹の茂みを慌ただしく飛び交っていました。良く観察すると、松ぽっくりの実を一粒ついばんで(写真1枚目)は、シラカバなどの樹冠に消えます(写真2枚目)。穏やかな秋晴れのもとでも、ハイタカなどの天敵から身を守るための、ひとときも油断できない自然界の厳しさを垣間見た感があります。スズメよりも小さなヒガラですが、翼を広げ飛翔する姿は雄々しいですね(写真3枚目)。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月15日 07:31:01 No.789 【返信】

林縁のつる性植物から。「シオデ」の果実が黒く熟してきました(写真1枚目)。和名表記は「牛尾菜」。アイヌ語の「シュウオンテ」に由来するようです。芽生え時期、アスパラ状の茎の先端に巻きひげが集まり、牛の尾に似ていると。少し前の果実には、緑色が残っていました(写真2枚目)。同じような色合いの果実が近くにありました。ウリ科「アマチャヅル」再びです(写真3枚目)。ちなみに、シオデは旧分類でユリ科が、APG分類でサルトリイバラ科となりました。



果実シリーズ&ススメバチ注意 藤吉功 投稿日: 2024年10月13日 06:30:18 No.788 【返信】

モクレン科の続きです。「キタコブシ」(写真1枚目)の果実も熟してきました。ふと梢を見上げるとスズメバチの立派な巣です。活発に動き回っています(写真2枚目)。人家の陽だまりでは、アシナガバチの仲間でしょうか(写真3枚目)、たくさん飛び交っていました。
秋は、スズメバチの活動が活発です。森歩きでオオスズメバチに遭遇しブーンと体の周りを偵察旋回されることも。そんなときは、不用意に刺激をしないこと。動かずにじっとしていると、ほどなく遠ざかって行きます。そっとその場を離れる、遊歩道から外れないこと、黒い服装やボーダーを避けることなども大切のようです。万一刺されたら、患部を水で洗い流し、すぐに医療機関へ。




果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月11日 06:42:30 No.787 【返信】

モクレン科の果実から。「オオヤマレンゲ」(写真1枚目)は、道内に自然分布していないので、あまり馴染みはありませんが・・。「ホオノキ」(写真2枚目)は、お馴染みのビッグサイズ。「モクレン」(写真3枚目)は、文字どおりモクレン科のトップバッターでしょうか。中国原産で、拳のようなゴツゴツ感が際だっています。このように果実の形状こそ異なりますが、いずれも袋果の集合果で、成熟すると裂開してオレンジ色の仮種皮に覆われた種子が姿を現します。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月09日 06:09:18 No.786 【返信】

ガガイモの種子が飛びはじめました。扁平で白色の錦糸状の毛があり、秋風に乗っての種子散布です(写真1枚目)。果実(袋果)は、両端が尖った長卵形で、長さ10cmほど、表面にはイボがあり、中にはギッシリと種子が格納されています(写真2枚目)。つい2か月ほど前に咲いていた花の姿(写真3枚目)からは、想像できない展開です。



あれあれ~これは? 石田浩基 投稿日: 2024年10月07日 17:39:57 No.785 【返信】

先日、夕張川の河川敷にて珍しい昆虫を見かけました。初めて見たのですが北海道にもいるんですね~カマキリ?(写真1)だと思います😳
先ほど、我が家の裏の丘をいつものウォーキング中に道端で出会いました!~野幌の森でも見かけたシロバナアカツメグサ?(写真2)ですよね😳
そして、ガガイモのツルにイシミカワ?(写真3)がコッソリと巻き付いてました😳




花々シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月07日 05:38:33 No.784 【返信】

秋といえば・・キク科の花々から。メナモミ(写真1枚目)は、茎葉に白い長毛が密生し、総苞片は5個でヒトデのように見えます。キクイモ(写真2枚目)は、北アメリカ原産で江戸時代末期に渡来したとされます。サトイモ型の大きな塊茎があり、かつては、飼料、果糖原料として栽培されたものが野生化。アメリカセンダングサ(写真3枚目)は、ここ半世紀くらいに野幌の森でも記録されるようになった移入種。外来生物法で要注意外来生物に指定されています。



果実シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月05日 05:34:41 No.783 【返信】

実りの秋、森の果実たちも良いあんばいに色づいてきました。イヌガヤ科ハイイヌガヤ(写真1枚目)の果実は、熟すと甘く松脂のような香りがします。ニシキギ科コマユミ(写真2枚目)の果実は、赤く野鳥たちにPRでしょうか。サルナシ(写真3枚目)は、キウイフルーツと同じマタタビ科のつる性木本。果実の表面に毛がないので、生食のほかジャムや果実酒などに人気のようです。ただし、野幌の森でとって良い(撮る)のは写真だけ。種子散布は野生鳥獣に任せましょう。



昆虫シリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月03日 06:05:58 No.782 【返信】

バッタ変死の真相は?・・森歩きで、植物の先端部に固まって動かないバッタたちを発見(写真1~3枚目)。どうしてこんな死に方をするのでしょう。この奇妙な行動は、エントモファガ・グリリという糸状菌(カビの一種)に罹ったバッタ類が、早朝ゆっくりと植物の上の方に登り、茎を抱きかかえて夕方までに死ぬ。糸状菌がその胞子をばらまくため、昆虫を高所に登らせると考えられています。死体から周囲にまき散らされた胞子に感染したバッタ類は、高温多湿の条件下で発症するようです。※今日は、「秋の森の観察会」(9:50-12:00自然ふれあい交流館と共催)。何とも不思議な光景が観察できるかもしれません。



きのこシリーズ 藤吉功 投稿日: 2024年10月01日 05:30:35 No.781 【返信】

秋の気配とともに、「きのこ」をよく見かけます。樹幹に発生した「ヌメリスギタケモドキ」(写真1枚目)、地面にまとまって発生した「ツチスギタケ」(写真2枚目)でしょうか、雰囲気が似ています。こちらは、少し前の観察ですが、個性的な「エリマキツチグリ」(写真3枚目)。遊歩道脇に発生していました。“きのこ”は、俳句で、秋の季語。一句詠めたら楽しいでしょうね。



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