今回も出会ったJR四国2000系試作車「TSE」
9月11日は高松から松山に向かったのですが、松山では接続する特急「宇和海」で今回も2000系試作車に出会いました。
今回も出会った2000系試作車(左) ローカルの主力電車7000系と並ぶ 2009年9月11日 松山で筆者撮影
9月11日は高松から松山に向かったのですが、松山では接続する特急「宇和海」で今回も2000系試作車に出会いました。
今回も出会った2000系試作車(左) ローカルの主力電車7000系と並ぶ 2009年9月11日 松山で筆者撮影
四国旅行記、9月11日は高松から松山に向かいます。高松からは特急「いしづち」号に乗車したのですが、高松で出発を待っていると、隣の線路に四国で活躍している113系がやってきました。
入線する113系イエロー編成 2009年9月11日 高松で筆者撮影
2009年9月11日 高松で筆者撮影
JR四国にも存在している113系、JR東日本から譲り受けた車両になり、4両編成3本存在しており編成ごとに外装が異なっています。前回訪れた時はピンク及びブルーの編成に出会うことができましたが、その時出会うことができなかったイエローの編成に今回出会うことができました。
高松エリアで活躍し、瀬戸大橋を渡り本州の岡山にも顔を出す運用があるJR四国の113系、出会いましたときは注目してみてはいかがかと思います。
長々と掲載してきました、ゴールデンウィーク前半の四国旅行記も、この記事で最後となりました。最後はJR四国ではまもなく終焉を迎える車両です。
四国エリアでは、特急列車の設定が比較的遅かったことから、急行列車が花形列車として運転されていました。その車両こそ全国的に見ることができたキハ58系と呼ばれる車両です。その後急行列車廃止に伴いローカル列車に使用されるようになりました。しかし寄る年波には勝てず徐々に姿を消して行き、JR四国ではついに今年中に全車引退ということになりました。
今年3月ダイヤ改正では、引退を見越してかその運用はごく限られたものになり、松山エリアと高知エリアで細々と運転している状況になってしまいました。今回、松山でキハ58系充当列車を撮影することができました。
到着するキハ58系 普通列車 2008年4月29日 松山で筆者撮影
もうJR四国では残りわずかになったキハ58系になります。松山エリアでは松山~八幡浜に1往復が残っているのみで、下り八幡浜行きは早朝になることから上りの松山行きを撮影することとしましたが、この列車は宇和島始発で、八幡浜でキハ58系を増結する列車になります。よって、到着したこの列車は3両編成で最後尾はキハ54でした。
2008年4月29日 松山で筆者撮影
松山エリアのキハ58系は、キハ58+キハ65の2両編成が基本のようです。キハ65はキハ58系を改良した車両で本来であればこの系列に含めるべきではないのかもしれませんが、実質上キハ58系と混合で使用されてきたことからキハ58系に含めることとしました。
松山では、ホームから見える位置に別のキハ58系が留置していましたので、こちらも撮影しました。
留置中のキハ58系 2008年4月29日 松山で筆者撮影
JR四国発足後にコーポレートカラーをイメージした塗装に変更されたキハ58系、この一族には旧国鉄色が再現された車両もあるようで、松山駅構内でも撮影こそはできませんでしたが、止まっているのが見えました。
四国地方でも長きにわたり活躍してきたキハ58系、活躍の期間は残りわずかになりました。消えゆく国鉄型車両、これまでの活躍を讃えようと思います。
松山駅で撮影していましたが、ここで松山から宇和島を結ぶ特急「宇和海」を撮影してみることにしました。予讃線は松山から先の伊予市からは非電化になるため、この列車も振り子式気動車2000系が充当されます。そしてその列車が到着しましたが、その風貌は前面にヘッドマークが付いていないという、明らかに他の2000系とは異なる車両がやってきました。
特急「宇和海」に充当されている2000系試作車 2008年4月29日 松山で筆者撮影
この車両は、現在JR四国が誇る振り子式気動車2000系の試作車になります。1989年に製造された世界初の振り子式気動車になります。
高速道路網が整備され始めた1990年代、特に土讃線は四国山地を横断することからカーブが多く、この区間を高速で走行できる車両を目指して開発がなされました。外観上の特徴は前面のヘッドマーク表示がなく、その一方で窓上部に「TSE」というロゴが入っています。
高松方は切妻型形状(貫通型にはなっていないそうです) 2008年4月29日 松山で筆者撮影
この編成も、グリーン車になっている宇和島方先頭は流線型になっています。
宇和島方先頭は流線型 上部に「TSE」のロゴ 2008年4月29日 松山で筆者撮影
JR四国の高速化にむけて開発された2000系試作車「TSE」、この車両の成功により四国内の高速化が図られ、また他のJR各社においても振り子式車両を多く導入するようになったという点で、大きな功績を残した車両といえるでしょう。
この日の2000系試作車「TSE」は、量産車の中間車を1両組み込んだ4両編成で松山~宇和島を結ぶ特急「宇和海」で運転されていました。運用的にはほぼ「宇和海」限定のようで、高松や本州エリアで見ることは難しいと思われます。
2000系試作車「TSE」がもたらした功績は、大いに称えられるでしょう。
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痛勤形酷電どっと混む!さん
4月29日は、松山を巡っていましたがこの間でJR松山駅でも撮影していました。
まずは、松山エリアにも存在しているキハ185系です。
松山エリアにも存在しているキハ185系 2008年4月29日 松山で筆者撮影
松山エリアの185系は3000番代を名乗っており、外観も赤のラインが付加されたものになっています。
撮影したこの列車は、普通宇和島行きになります。徳島エリアでは「剣山」や「むろと」、そして高松エリアにおいて今回の旅行で乗車した「いしづち」といった特急でまだ活躍しているものもいる中、松山エリアでは普通列車に使用されています。前出の特急列車は何だったのだろうという気にさせてしまいます。
キハ185系、松山駅の車両基地にも止まっていましたので撮影しました。
2008年4月29日 松山で筆者撮影
おそらくは、2000系などの振り子式特急型気動車の導入により活躍の場が狭まったところで、老朽化したローカル用気動車の置き換えということで普通列車用になってしまった松山のキハ185系、この系列の末路を早くも見てしまったようにも思えます。
JR四国の予讃線は、高松~伊予市間は電化がされています。高松周辺から始まった電化区間、1993年にこの区間の電化が完成しました。予讃線の電化区間におけるローカル列車に活躍している車両が7000系です。
予讃線の電化区間で活躍する7000系 2008年4月28日 伊予西条で筆者撮影
7000系は、1990年に電化が完成した松山周辺に登場しました。ワンマン対応単行運転可能な両運転台構造のVVVF車で、車内は1000系気動車と同じ点対称のセミクロスシート車です。現在では高松から松山エリアそして伊予市までの区間で活躍しています。
電動車7000 2008年4月28日 伊予西条で筆者撮影
片運転台の制御車7100 2008年4月27日 高松で筆者撮影
7000系は両運転台構造の7000と片運転台の制御車7100で構成されており、単行はもとより2両以上の連結運転も行われています。
このエリアではごく一般的なローカル電車7000系、単行運転もできるということでユニークな車両であるかと感じます。
ゴールデンウィークの珍事で、キハ185系多度津止まりとなった特急「いしづち」から宇多津で乗り換えた特急は、予讃線を駆け抜ける振り子式の特急型電車8000系を使用した「しおかぜ」です。
2008年4月28日 宇多津で筆者撮影
8000系は、予讃線高松~伊予市の全線電化が完成した1993年から運転を開始した振り子機構をもつ特急型電車で、岡山から松山を結ぶ予讃線の特急として親しまれている「しおかぜ」と高松から松山を結ぶ特急「いしづち」に使用されています。中間で分割できる編成にはなっていますが、この日は全車両が岡山発着の「しおかぜ」として運転されました。
8000系岡山・高松方先頭 2008年4月27日 高松で筆者撮影
こちらは松山方先頭 2008年4月29日 松山で筆者撮影
分割先頭車 2008年4月27日 高松で筆者撮影
今やJR四国の看板車両と言える8000系、近年リニューアルが行われ登場時とは外観が変わっています。しかし、これからも瀬戸大橋から瀬戸内海沿い進み、岡山・高松~松山を結ぶ特急「しおかぜ」「いしづち」として、これからも活躍することでしょう。
さて、高松からは今度は松山に向かいます。高松から松山方面予讃線方面へ走る特急列車は、四国最高峰の山から名付けられた「いしづち」です。
通常「いしづち」は一部を除いて、8000系電車の3両編成で高松を出発して、宇多津で岡山からやってきた特急「しおかぜ」に連結して松山に向かうのですが、今回乗車する「いしづち」23号はゴールデンウィーク期間中は全車両が岡山発着の「しおかぜ」として運転されたことから、高松~多度津までの運転で宇多津で岡山からやってきた「しおかぜ」に乗り換えということになりました。
そして、乗車する「いしづち」23号が入線してきました。
キハ185系で運転された特急「いしづち」 2008年4月28日 高松で筆者撮影
多度津折り返しとなった「いしづち」23号には、もう徳島エリアでないと特急としては運転していなかったはずのキハ185系の2両編成で運転されました。
2008年4月28日 高松で筆者撮影
「いしづち」23号多度津行きの表示
「いしづち」23号に使用されたキハ185系、ただの車両なのかと思いきや、この車両はJR四国に存在するジョイフルトレイン「アイランドエクスプレス」用の車両のようです。中間車が高松の車両基地に留置されていましたので、この時期はこのような運用に借り出されるようです。
ゴールデンウィークなどの多客時の珍事ともいうべき、多度津折り返しの「いしづち」に使用されるキハ185系、まだまだこの車両は意外な活躍をしてくれそうです。
さて、琴電を後にして再びJRに乗車します。
高松で待っていますと、こんな車両がやってきました。
JR四国にも存在している113系 2008年4月27日 高松で筆者撮影
JR四国の113系は編成ごとに外装が異なる 2008年4月27日 高松で筆者撮影
この車両はJR各社でおなじみの113系です。JR四国ではJR東日本より譲り受けて現在3編成が活躍しています。
JR四国に入線の際に大々的なリニューアルが実施され、外装も編成ごとにピンク系・ブルー系・イエロー系と存在しています。
121系や6000系などとともに高松エリアで活躍しています。この地にやってきた113系、注目してみてはと思います。
さて、徳島到着後は高松に戻るために高徳線に乗車します。特急「うずしお」号に乗車しました。
乗車した特急「うずしお」号 2008年4月27日 徳島で筆者撮影
特急「うずしお」号は、高松~徳島を結ぶ高徳線の特急列車で、一部列車は高松からさらに瀬戸大橋を渡り岡山まで運転されます。高松と徳島という四国の県都を結ぶ特急列車なだけに振り子式気動車2000系で運転されますが、「うずしお」ではワインレッドとブルーのN2000系が充当されているかと思っていたのですが、停まっていた車両は通常の2000系でした。これはもう日常的なことなのか、それともゴールデンウィーク期間中の珍事なのか気になります。編成は2両編成です。
徳島を出発した特急「うずしお」は、高松までほぼ1時間で走破します。とは言いましても結構途中駅には停車しました。2両編成という列車でしかもこれだけ停車駅を稼がなければ利用需要が獲得できないというところに、現在の高徳線の状況が伺えます。しかし快適な列車で夕暮れの高松に到着しました。
この日はサンライズエクスプレスで高松入りしたあと高知に向かいその後徳島経由で高松に戻ってきたという行程になりました。土讃線や徳島線そして高徳線といった路線は初めて乗車しました。また高知や徳島にも初めて足を踏み入れた日でした。
ちなみに、通常の「うずしお」に使用されるN2000系はこのようなスタイルです。 2008年4月27日 高松で筆者撮影
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