2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
東急世田谷線に「世田谷」という駅があります。無人駅で、ふだんは降りる人もそれほど多くないのですが、年末年始に開かれる「ボロ市」の時だけは異様に混み合います。でもそのボロ市も今年はコロナ禍のため中止になってしまいました。私は自宅の最寄駅がこ…
勤め先のひとつが東京は半蔵門にあって、ときどきお昼ごはんでその界隈のお店を利用することがあります。最近その界隈の、あまり目立つとは言えない裏通りに、イタリア風のバールみたいなカフェがあるのに気づきました。ネットで調べてみたら、けっこう大手…
教室で、若い学生さんたちを見ていると、いろいろなことに気づきます。学生さん(私の場合は外国人留学生)は全員スマホを持っているのですが、授業中にスマホを使い倒しています。私が担当しているのは通訳や翻訳や語学の授業で、その際には辞書を引いたり…
伊藤亜紗氏の『手の倫理』を読みました。人間の五感のうち、最も近距離かつ直接的に行われる「触覚」、とりわけ手によって行われる「さわる」と「ふれる」についての考察をベースに、人間関係の新たな可能性を模索する一冊です。 手の倫理 (講談社選書メチエ…
こちらのリツイートで引用されていた、「他人の靴を履いても歩きにくいだけ」というスナフキンの言葉、いいですねえ。#英語 でも #スペイン語 でも「〇〇の立場に立って考える」を「〇〇の靴を履く」と表現しますね。Put yourself in his shoes.Ponte en sus…
ネットで偶然、こちらの動画を見かけました。ミートソースのパスタを作る際、ひき肉を一度ハンバーグ状に焼いてからトマトソースに崩し入れるという方法です。【永久保存版】パスタ世界チャンピオンが教える特製ミートソースパスタの作り方【サローネ2007・…
東京都現代美術館の石岡瑛子展を観に行ってきました。コロナ禍の「密」対策で入場時間帯を指定するチケットがウェブサイトで販売されていて利用したのですが、それが必要ないくらい人がいませんでした。展示室によっては私一人しかいない状態。 懐かしいPARC…
今年の年末年始はコロナ禍で帰省できず、もちろん旅行にも行けず、かといって近場ですら人混みの中にはあまり行く気がしないので、自宅にこもって積ん読してある本を片っ端から読もうと思っています。それから古本屋さんに買い取ってもらう本の選別と箱詰め…
フィンランドのニュースサイト「yle」で偶然見つけた記事に、日本画家・東山魁夷氏の作品が載っていました。東部フィンランドのクオピオにあるプイヨ・タワーに氏の日本画作品『白夜光』を元にした版画が贈られたという記事(読解力に自信がないので、たぶん…
野原広子氏の『妻が口をきいてくれません』を読みました。私は気になった本はとりあえず片っ端から買って読んでみることにしているんですけど、ネットで話題になっていたこの本は、買って、読み終わって後悔しました。その救いのない幕切れの後味があまりに…
土井善晴氏と中島岳志氏の『料理と利他』を読みました。出版社の企画で行われたオンラインイベントを書籍化したもので、基本的にはお二人の対談です。私は対談本にあまりいいイメージを持っておらず、それは単に対談を文字に起こしただけで、文字数の割には…
形容詞の比較級と最上級を習ったので、さっそく作文でも使ってみました。まだ初級の段階なので単純なことしか書けませんが、日本語を基準にしてあまり複雑なことを書こうとすると、作文が破綻するように思います。また「無謬性」を追求してあれこれの要素を…
勤めている学校のひとつでは来年度に向けての入学試験シーズンが始まりました。入試では筆記試験やリスニング試験の他に、面接と作文があるのですが、その面接や作文で「(日本と母国との)かけはし(懸け橋・架け橋)になりたい」と言ったり書いたりする方…
華人留学生のクラスで、中国で使われている小学校四年生の“語文(国語)”教科書の一部を資料として配布しました。みなさん「懐かしい〜」と言う一方で、「よく全文暗誦させられて、いい思い出がない」とも。覚えないと居残りで、できるまで先生の前で暗誦さ…
留学生の通訳クラスで、SF小説『三体』の作者・劉慈欣氏のインタビュー映像を教材に使ってみました。刘慈欣《三体》东京专访:日本关注度比欧洲更高発言の中に、中国の作家・莫言氏について語っている部分があって、“現実主義”という言葉が出てきました。文…
新聞の朝刊に載っていたこの記事、ハリウッド映画の、ネット配信での売り上げが映画館での売り上げを上回るようになったため、両者が同時に封切られるようになったというお話でした。なるほど、コロナ禍の影響がここまで……という感じです。が、私もコロナ禍…
オンライン授業では教科書の新しい課に入って、形容詞の比較級と最上級が登場しました。 形容詞の比較級 作り方は、①まず語幹を求めます。②次に比較級語尾の“mpi”をつけます。③ kpt の変化をさせます。④“mpi”の前が単母音の a か ä で、かつ二音節のときは、…
先日Twitterでこちらのツイートを拝見して、同感だなあと思いました。あの会議に次ぐ会議がいかにも日本っぽくて、なのに結構テキパキと物事が進んでいくのは逆に日本っぽくなくて、リアルでありながら非リアルなところが小気味よいなと。『シン・ゴジラ』が…
「缶ビール一本で酔っ払ってしまう」というのを、“joutua(〜する羽目になる、遭う)”という動詞を使って“joutuisin humalaan(酔っ払う羽目になる)”と書いたのですが、先生からは「“olen humalassa(私は酔います)”とシンプルに書いてもいいですね」と言…
私が勤めている学校のうちの一つは、外国人講師もたくさん勤めています。非常勤で多くの学校を掛け持ちしている方が多く、中には人材派遣会社に登録してあちこちの学校へ派遣されている方もいます。その中のお一人に英国人の先生がおり、彼は非常勤講師以外…
ジムのトレーナーさんと、「サラリーマンのジム通いをどうやって習慣化するか」について話をしました。トレーナーさんによると、忙しさにかまけてついつい「今日はやめとこ」が続くと、ジム通いが億劫になると。トレーナーさんと私で意見が一致したのは「ジ…
先日、同僚の講師と「これからはマイナーな言語を学びたいですね」という話になりました。この方は英語に加えてロシア語とペルシャ語も堪能というスゴイ方です。なぜマイナーな言語を学びたいのかというと、英語や中国語のようなメジャーな言語だと学んでい…
宮崎伸治氏の『出版翻訳者なんてなるんじゃなかった日記』を読みました。新聞広告で見つけて、これはきっと私たちに向けて書かれた本に違いないと思ってすぐに購入し、面白くて一気に読了。面白いけれど、こんなに怖くて気分の悪くなる本も久しぶりでした。 …
昨日はニュースを平易なフィンランド語で話してくれる「YLE Uutiset selkosuomeksi(YLEのニュースをやさしいフィンランド語で)」というサイトのことを書きましたが、この”selkosuomi(やさしいフィンランド語)”という言葉は、普段使っているオンライン辞…
フィンランド語の教室は、現在コロナ禍の影響ですべてオンライン授業となっており、前日までにメールで作文を送ると、オンライン授業の最初に先生がホワイトボードを共有して添削してくださいます。自分の作文が添削されるのも勉強になりますが、他の人の作…
毎回かなり苦労しながら作文を続けています。今回は「停滞期」と書きたくて最初ネットで見つけた“stagnaatioita aikoja”(英語の stagnation から来た言葉でしょうね)を使ってみたのですが、添削で「あまり一般的な言葉ではありません」ということで、関係…
原美術館が閉館するそうです。私は昨日の新聞ではじめて知ったのですが、すでに11月の段階で公表されていたよし。閉館の理由は建物の老朽化にくわえ、改装するとなるとバリアフリーを実現するのが困難など色々とあるようです。古い建築物が改装や改築の際に…
外語の作文をするときに、インターネットを利用することがあります。自分の書いた文やフレーズが実際に使われているか、ダブルクォーテーションマーク(“”)つきで検索(完全一致検索)して確かめるのです。ネットを巨大な「コーパス」として利用するという…
NIKEの広告動画が賛否両論を呼んでいるそうです。youtu.be私は最初、この動画への反響など背景を一切知らない状態で見ました。その後「日本を差別している」、「自分のまわりにそんな差別はない」、「他の国の方が差別はひどい」などという否定的な意見が多…
じゃんぽ〜る西氏とカリン西村氏の『フランス語っぽい日々』を読みました。月刊誌『ふらんす』に連載されていたマンガとコラムを一冊にまとめたものです。私はじゃんぽ〜る西氏のマンガのファンで、氏の作品はほとんど読んできました。『パリが呼んでいる』…