2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧
昼休みに職場で弁当を食べて、何気なく傍らに積んである『北京晩報』*1を手に取ってめくっていたら、池小寧さんを追悼する会の記事が出ていた。 池さんは映画やドラマのカメラマンとして『秋菊打官司』や『雍正王朝』など多くの作品に関わった人。さまざまな…
バルトークの舞踏組曲を思わせる題名のこの本、また中国脅威論+中国バッシングの時流に乗ったものかと思いきや、とてもマジメでかつ読みやすい内容だった。 著者の東一眞氏は読売新聞の特派員として北京に住んだことがあるそうで、まずはその体験や観察から…
矯正が終了して、リテーナー生活に入った感想は、「以前より不便になった」。わはは。 ブラケットがないぶん、食事や歯磨きは爽快だが、発音は相変わらず不自然。「よろしゅくお願いしましゅ」という感じ。当然授業などはできないので、授業中はリテーナーを…
期日前投票をした人が、前回の参院選に比べて五割り増しになったそうだ。 かくいう私も期日前投票をした。日曜日に仕事が入っていたからだが、投票所になっている区の出張所が家の目の前にあるので便利だからでもある。日曜日に投票するとなれば、自転車に乗…
歯列矯正をしている間、食べられなかったものがいくつかある。 ブラケットを止めるゴムに色がつくからという理由で、カレーやキムチを食べない人は多い。私もほぼ二年間口にしなかった。まるで女子高生のような行動原則だ。そのくせ赤ワインは飲んでいたから…
中国語圏における村上春樹作品の受容のされ方について論じた本。昨年三月のシンポジウムで、著者の藤井省三氏が「現在『二十世紀東アジア文学史における村上春樹』という国際共同研究が進行中」とおっしゃっていたが、そのまとめの第一弾が出たということだ…
ここのところしばらく、映画を見ていない。仕事が忙しいからだけれど、なんだかとても身体によろしくない。それでVTRクラス*1の“備課”にかこつけてこのDVDを見た。もちろん職場で。 いや、よかった。“拆”という取り壊し予定マークがペンキで大書された、北京…
「こってり中華の中国語をさらさらお茶漬けの日本語へ」。何ヶ月か前『中国語ジャーナル』に載っていた「中日翻訳のコツ」(だったかな)を含むノウハウ本。 「外国語のレベルは母語を上回ることはない」とか、「語学の進歩は(階段状に)段階的」とか、翻訳…
現在私が担任をしているクラスの学生は、北京へ短期留学に行っている。ただし仕事や体調などの理由で留学に参加できない学生も何人かいて、その人たちのために“留校班”が作られ、北京での授業とほぼ同じような内容と進度で学んでいる。 きのうはその“留校班”…
ここ数日、講師室の中国人老師たちが例の「段ボール入り肉まん」の話題で盛り上がっている。 http://www.youtube.com/watch?v=E2QYtLle5xQ いや、確かに怖い。 以前、中国食品店で売っている冷凍の“三鮮餃子”をよく買っていたのだが、七〜八年前だったか、餡…
『考える人』の夏号に載っている、アンナー・ビルスマへのロング・インタビューがすばらしい。ビルスマは弦楽器の弓使いを「呼吸」だと言う。アップボウ(弓先→弓元)で吸い、ダウンボウ(弓元→弓先)で吐くのだそうだ。演奏者としての呼吸もあるのだろうけ…
こんなの書くと、また怪しげなトラックバックがつくかもしれないけれど……。 バラエティ番組で、某アイドルがスタッフのセクハラめいた行動を評して「“台灣水電工阿賢”かよ!」とツッコミを入れているのだが、アイドルなのにすかさずこんなツッコミをして、イ…
あれこれ迷ったけど、結局自宅から徒歩一分の、インド人がやってるカレー屋さん。食事と歯磨きの時はリテーナーをはずしていいので、思う存分咀嚼できる。 二年ぶりのカレーは本当においしかった。ここに引っ越してきてから、この店の前は指をくわえて通り過…
二十五ヶ月間歯に装着していたブラケットを外す日がとうとうやってきた。 取りつけと違って、取り外しはあっという間に終了。ペンチみたいなものでブラケットを壊し、歯の表面に残った接着剤を研磨して取り去るだけ。「ガチャガチャ」した外見のブラケットが…
小學生さんからのメールで知った。新聞記事によればここ七年ほどガンと闘っていたそうだ。 『牯嶺街少年殺人事件』、『恐怖份子』、『獨立時代』、『麻將』、『一一』などなど、どれも好きな作品だった。ありがとうございました。