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ss230127 屋台
ss230127 屋台 🍢「らっしゃい!!」深夜。俺はおでんの屋台をしている。ここはビジネス街の横にある飲み屋街で残業で一息ついたビジネスマンが飢えた胃袋と心を満たすためにやってくる。今は丁度お客がはけたところだった。そこにやってきたのが残業疲れの二十代半ばのビジネスマンだった。(珍しいな。大抵上司に連れられてやってくるのだが)「あのう、この屋台。おでんの汁で作ったラーメンが裏メニューにあるって聞いたんで...
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ss230120 大寒卵
ss230120 大寒卵 🐓「う~さぶい」カチコチカチコチ。今時珍しい我が家の鳩時計が十一時を告げる。これは同棲している健太が骨董市で買ってきたものだ。趣味のマラソンのついでに寄って。健太を例えるなら犬だろう。そんな私は猫。二人ともテレワークで、昨日の夜仕事を終えて炬燵で鍋をして私は一杯やった気持ちよさでそのまま炬燵で眠ってしまったのだ。起き上がろうとすると「半纏・・・」そう、健太の青い半纏がずるりと...
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ss230113 気まぐれな彼女
ss230113 気まぐれな彼女 🧀「あ、こんなところに」風呂場を掃除していた佐那が声をあげた。下駄箱を掃除していた僕は「どうした?」と声をかける。「隆太ぁ カビよカビ」僕は作業を止めて風呂場へ行った。すると、風呂場の内側の角にカビが生えていた。「どれどれ、ああ本当だ。年末に大掃除したのに残っていたんだね」佐那は顔をしかめて「あれだけ掃除したのにカビってやーね」とプンプンする。これは困った。佐那は連想...
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ss230106失恋映画はいらなかった
ss230106失恋映画はいらなかった 💖「あーお正月も終わりかぁ」実家から自分の家に戻った私は明日の仕事始めを思い浮かべてちょっと憂鬱になった。仕事が嫌いな訳ではない。だけど、もう少しだらだらしたかったなぁ。地元の友達と遊びたかったと未練がましい気持ちが浮かんでくるのだ。「それに誠也ったら結局連絡くれなかったし」恨みがましい独り言をつぶやく。誠也は恋人だ。だけどお正月前に喧嘩をしてそのまま実家に帰っ...
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🎍謹賀新年🎍
🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍💖明けましておめでとうございます。 令和五年💖旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。m(__)m...