PR TIMESのカルチャー
CULTURE 15
DATA:2021.07.16
迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤が多いもの。『#PR TIMESなひとたち』は、PR TIMESらしさってなんだろう?について、社員の挑戦や、努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、わたしたちの日常をお届けしていくコーナーです。
今回は、Tayori事業部で、広報・マーケティングを担当する秋元尚子さんをインタビュー。秋元さんは、2021年4月に開催された「2020年度通期社員総会」で個人賞のひとつ「Great Influence賞」を受賞しました。
今回のインタビューでは、受賞時の率直な気持ちから、Tayori事業部での奮闘や葛藤、何を大切に仕事をしてきたかなど、お話を伺いました。
秋元 尚子
Tayori事業部
2014年からPR TIMESに在籍。カスタマーリレーションズ本部に所属し、「PR TIMES」のカスタマーサポートとしてクライアントのサービス利用をサポート。現在はクラウド情報整理ツール「Tayori」において、広報・マーケティングを中心に担当している。
今回、「2020年度通期社員総会」でGreat Influence賞を獲得したのは、Tayori事業本部の秋元尚子(あきもと・なおこ)さん。PR TIMES社が運営する事業のひとつであるクラウド情報整理ツール「Tayori」において、広報・マーケティングを中心にさまざまな業務を担当しています。
秋元さんは、2019年からTayoriの広報・マーケティングを担当されているのですね。
秋元:そうですね。PR TIMESでは2014年にプレスリリース配信サービスのカスタマーサポートとして派遣社員で働きはじめました。2015年に契約社員に変更し、Tayoriに関わり始めたのは2018年からです。時短勤務で家庭と両立しながら、一日一日があっという間な毎日ですね。
そんな中での今回の受賞、改めておめでとうございます。最初の気持ちは「とにかくびっくり」だと伺いました。
秋元:そうですね。なんで私が?というが率直な気持ちで。今もそう思っています。
「なんで私が?」の気持ちをもう少し教えてください。
秋元:受賞した賞の名前が「Great Influence賞」じゃないですか。インフルエンスって、言葉としては拡散力が強いというイメージがあるけど、私はそんな一気に拡散はしてないなと思ってて。
自分にとっては、誰でもできる仕事を地道にやり続けてきただけ。なので、インフルエンスっていう言葉には少し驚きましたね。私にはちょっと立派すぎる賞かもしれない。
私たちの考えるインフルエンスは、発信数だけではなく、「外への発信」に繋がる行動を起こしていたかが重要ですね。受賞理由にも「初挑戦である広報・マーケティング分野でありながら、自ら考え、学び、行動を重ね、Tayoriをとりまくパブリックとの良い関係性を育み、つながりを築きました。」という言葉がありました。
秋元:初めてのことに対しても、自ら積極的に取り組むということは意識して業務は行ってきました。
また、パブリックとの関係は「誰とどんな関係を構築したいか」によって様々な形があるかと思うのですが、Tayoriの伝えていきたいサービスイメージを壊すことなく、関係性を築き始めるきっかけは作れたのでは?と思っています。
地道にやり続けるのは実は難しいことだと思います。秋元さんがインフルエンスという点で日々大切にしていることはありますか?
秋元:まずは世の中に知ってもらうことだと思います。どんなに自分の頭の中ですごい小説が完成していたとしても、書くことなしに芥川賞は取れないよねって。
知られていなければ存在しないのと一緒、という思いで自ら社外に向けて発信していかないといけないって思っています。「Tayori」っていうサービスの存在を知ってもらうことが、最初の1歩目です。
小さな1歩を踏み出し続ける。それはTayoriチームで大切にされていることだとお伺いしました。それはもともと、秋元さんが大切にされていた行動指針でもあるのでしょうか。
秋元:「とにかくやってみよう」というのは、同じチームのTayori事業責任者である明石さんとの共通認識で持っていることです。まずはとにかくやってみようと。
短く早いスパンでPDCAを回していきたいというのも、明石さんから提案があって始まりました。毎週、ミーティングをセットして、改善点と次の施策の話をしています。
秋元さんは、Tayoriの公式Twitterの運用もされていますよね。それこそ、コツコツ続けるという意味では代表的ともいえる業務ですが、きついなぁと思うことってないんでしょうか。
秋元:めちゃくちゃありますよ。毎日、本当に頭が痛い(笑)
ほかの企業アカウントを運営している皆さんも言ってますが、Twitterの業務ってやっぱりすごく大変。結果がすぐに思うように出てこないことが多いんですよね。あとは毎日のネタが思い浮かばなくなってくる。これが一番大変ですよね。
きつくても続ける。原動力はなんですか?
秋元:発信し続けることが重要だからですね。
大変なことも多いけど、先月の数字を分析すると改善点が見えてきて、次のアクションが見えてくる。なかなか結果に結びつかないことは多いですけど、工夫しながらやっていたら、あるタイミングで結果が出たりします。だから継続は大切ですね。
どんなことを投稿するか、判断は勉強されたんでしょうか。
秋元:勉強だけで身につけられるものではなかったですね。
運用前にTayoriのイメージを決めていたので、そのイメージに沿っているかで判断しています。
ツイートを読んだ人が明るくなるようなポジティブさとか、のんびり感とかはすごく意識していて、文章も時間をかけて考えています。
一朝一夕には上手くいかないものなのですね。
秋元:そうですね。ちょっとずつ改善点が見えてきて、次の月はこの部分を変えてみる、ということをやっています。アイデアを考えるのはやっぱり大変な部分もあって、前の日の夜から明日はなにを投稿しようってずっと考えています。(笑)
でも、なかなか難しいねってチーム内で思考錯誤しながら少しずつ前に進めています。
Twitter以外に、ブログの運用もおこなっていますよね。ブログ運用での次の目標はなんですか?
秋元:去年は月5万PVほどだったのが1年で約2倍に伸びて、4月に10万PVを達成しました。2倍の実績を残せたので、次は野心的に20万PVを目指そうと思ってます。
秋元さんが考えるTayoriの今後のビジョンはなんでしょうか?
秋元:まずは身近な人にも知ってもらっている状態をつくりたいなと思っています。例えば私のプライベートの友人も認知しているような状態になれば、今よりも世の中の方々に知っていただける状態に近づいているのかなと思います。
色々なお仕事されている方がいるなかで、誰もが知っているサービスにするっていうのはすごく高い壁だとは思いますが、まずは自分のやるべきことをやって、一歩ずつ着実にTayoriのことを知っている人を広げていきたいです。
今後、やっていきたいことはたくさんありそうですね。
秋元:そうですね、もっと業務に活かせる知識を深めていきたいと考えています。運用しているTayoriのオウンドブログも、SEOを意識して書きたいですし、よく読まれるような状況を作りたい。
記事を書いて終わりっていうのは役割を果たせていないと思っていますし、そこで止まったままでは結果に結びつかない。だから、より良い結果に繋がる状態を作るために知識が必要だと感じています。
とはいえ、結構いっぱいいっぱいなところもありますけど、ひとつずつやっていきたいですね。今期もより良く変化していけるように地道にやりたいと思っています。
秋元さんは謙虚にお話してくださりましたが、立てた目標に向かって着実に行動し、その積み重ねで道筋が見えてくる過程を伺い知ることができました。
「Tayori」を知っていただくために常に目線を外に向けている秋元さんの「Great Influence」な部分を改めて感じるインタビューでした。秋元さん、ありがとうございました!
執筆:佐藤 杏樹 撮影:近澤 幸司