子供のためのヴァイオリンコンクールを終えて |
7月25日と26日は京都アルティホールで子供ためのヴァイオリンコンクールを開催しました。
今回は第29回です。
29年間というとすごく長いですが、過ぎ去ってみるとあっという間のように思います。
そういえば、第1回目の時にMは金賞奨励賞を頂いたのでした 笑。
その当時コンクールのお手伝いして下さっていた舞台スタッフさんが、Mに会うと未だにその話になるそうです。遠い昔のなつかしい~思い出です
蓋を開けてみれば、想像以上にハイレベルな曲が並び、特に小学1~2年生の部門では、
その年齢らしい曲もあれば、中学生や高校生になってからお勉強するような曲まで、とても幅広い選曲となりました。
中でも大人顔負けのテクニック的に難しい曲、そしてモーツアルトやバッハではその時代の演奏スタイルにそって表現している美しい演奏もあり、小さな子供達がステージから音で語りかけてくれるメッセージはとても素敵でした。
会場で聞かれていた同じ年齢の子供さんやご両親の中には、そのレベルの高さに唖然とされた方もいらっしゃるかもしれません。
「うちの子はだめだわ・・・」とがっかされた方がいらっしゃるとお聞きしました。
でも決してそのハイレベルな演奏だけが正解ではありません。勿論、そのような演奏が出来る事は本当に素晴らしいですが、その人がその時に弾ける曲を、美しく表現出来る事も素晴らしいです。
背伸びが出来ればそれもいいでしょうし、出来なければする必要もない。今出来る事を最大限に伸ばせれば理想的ですね。
まだまだ長く続く将来への道を、その人に合ったペースでゆっくりと確実に歩んでいきましょうね。
ただし、基礎は大切に!