従業員等からの『マイナンバー』入手の手順 【第1回】「マイナンバー入手前に準備しておくべきこと」 岡田 健司 – 税務・会計のWeb情報誌『プロフェッションジャーナル(Profession Journal)』|[PROnet|プロネット]
公開日: 2015/07/30 (掲載号:No.130)
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従業員等からの『マイナンバー』入手の手順 【第1回】「マイナンバー入手前に準備しておくべきこと」

筆者: 岡田 健司

従業員等からの

『マイナンバー』入手の手順

【第1回】

「マイナンバー入手前に準備しておくべきこと」

 

仰星監査法人
公認会計士 岡田 健司

 

-はじめに-

いよいよ平成27年10月5日から、マイナンバーの通知がはじまる。

残すところ約2ヶ月となったが、ある調査では未だ多くの企業が対応の準備に着手したばかり、あるいは、着手すらしていない企業が大半であることが明らかとなり、筆者としては驚き以上に、全国的な対応の遅れに危機感を覚えた次第である。

読者の皆様においては、準備は順調に進んでいるであろうか。

今回の連載は、これからマイナンバー制度の対応準備に着手される企業やその中心メンバーを読者対象とし、実務のなかでも最も影響が大きく、また煩雑な「マイナンバーの入手」について、順を追って解説を進めていきたい。

準備を進めておられる企業にとっては、自社の対応の進捗やその良否を確認すべく、自社の状況と照らして読み進めていただきたい。

今後、次の項目を取り上げる予定である。

  • 第1回 マイナンバー入手前に準備しておくべきこと (本稿)
  • 第2回 本人確認について(その1)
  • 第3回 本人確認について(その2)
  • 第4回 従業員からのマイナンバーの入手
  • 第5回 取引先などの外部の個人からのマイナンバーの入手
  • 第6回 その他Q&A

 

1 マイナンバー入手の対象となる『個人』とは

以前本誌に寄稿した下記拙稿、特定個人情報保護委員会のいわゆるガイドラインやそのQ&A内閣府・内閣官房からの各種説明資料等でも触れられるとおり、マイナンバー法の対応準備にあたっては、まずマイナンバー制度の自社への影響度を計るべく、どのような法定調書、支払調書等を作成し提出しているかを把握する必要がある。

国税庁、厚生労働省から新しくマイナンバーを記載して提出しなければならない平成28年1月以降提出予定の様式案が公表されていることから(下記リンク参照)、これらの確認を通じ、マイナンバーの入手の対象となる個人を特定していくこととなる。

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従業員等からの

『マイナンバー』入手の手順

【第1回】

「マイナンバー入手前に準備しておくべきこと」

 

仰星監査法人
公認会計士 岡田 健司

 

-はじめに-

いよいよ平成27年10月5日から、マイナンバーの通知がはじまる。

残すところ約2ヶ月となったが、ある調査では未だ多くの企業が対応の準備に着手したばかり、あるいは、着手すらしていない企業が大半であることが明らかとなり、筆者としては驚き以上に、全国的な対応の遅れに危機感を覚えた次第である。

読者の皆様においては、準備は順調に進んでいるであろうか。

今回の連載は、これからマイナンバー制度の対応準備に着手される企業やその中心メンバーを読者対象とし、実務のなかでも最も影響が大きく、また煩雑な「マイナンバーの入手」について、順を追って解説を進めていきたい。

準備を進めておられる企業にとっては、自社の対応の進捗やその良否を確認すべく、自社の状況と照らして読み進めていただきたい。

今後、次の項目を取り上げる予定である。

  • 第1回 マイナンバー入手前に準備しておくべきこと (本稿)
  • 第2回 本人確認について(その1)
  • 第3回 本人確認について(その2)
  • 第4回 従業員からのマイナンバーの入手
  • 第5回 取引先などの外部の個人からのマイナンバーの入手
  • 第6回 その他Q&A

 

1 マイナンバー入手の対象となる『個人』とは

以前本誌に寄稿した下記拙稿、特定個人情報保護委員会のいわゆるガイドラインやそのQ&A内閣府・内閣官房からの各種説明資料等でも触れられるとおり、マイナンバー法の対応準備にあたっては、まずマイナンバー制度の自社への影響度を計るべく、どのような法定調書、支払調書等を作成し提出しているかを把握する必要がある。

国税庁、厚生労働省から新しくマイナンバーを記載して提出しなければならない平成28年1月以降提出予定の様式案が公表されていることから(下記リンク参照)、これらの確認を通じ、マイナンバーの入手の対象となる個人を特定していくこととなる。

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連載目次

筆者紹介

岡田 健司

(おかだ・けんじ)

仰星監査法人 大阪事務所 マネージャー
公認会計士

企業研修でマイナンバー法への実務対応の講師を多く務め、企業の実務対応のアドバイザリー業務に従事する。
また、多くの業種、事業体(非営利含む。)の会計監査、株式上場支援業務にも従事する。
その支援実績は、建設業、製造業、運輸業、サービス業、百貨店業、病院事業など多数多業種に上る。

主な寄稿、著書に、『旬刊 経理情報「運用開始まで1年余り!マイナンバー法への実務対応」(No.1395)』(中央経済社)、『Q&A 企業再編のための合併・分割・株式交換等の実務』(共著、清文社)などがある。

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