【Kaigi on Rails 2024】 1日目の参加レポート - PLEX Product Team Blog

【Kaigi on Rails】1日目の参加レポート

はじめに

こんにちは、サクミル開発チームの栃川です。

10月25日・26日で開催のオフラインイベント、Kaigi on Railsの1日目に参加してきたので いち早く感想をお届けしたいと思います!!

※ 2日目のレポートはこちらに記載しております product.plex.co.jp

きっかけ

実は私自身「Kaigi on Rails」に参加したことはありませんでした。

過去の登壇資料や動画などを閲欄することは今まで何度もあったので認知はしていましたが、オフラインで参加することはありませんでした。

弊社には、技術カンファレンスへの参加費用の補助制度があるため、それを活用して初めて「Kaigi on Rails」に参加してみました!!

会場について

会場への行き方

今回の会場は、「@有明セントラルタワーホール & カンファレンス」という場所です。 私は、りんかい線国際展示場駅から向かいました。

人の流れに合わせてまっすぐ歩くこと5分、ついに会場に到着!とても立派なビルです。

エスカレータで受付フロアに向かうとこんな感じでお出迎えしてくれます。 テンションがあがりますね〜!

会場の雰囲気

受付を終えて、まずは出展フロアへ。

平日なので、人の入りは比較的落ち着いていると思いきや たくさんの人で大盛り上がりでした。

普段なかなか話せない他業界のエンジニアと「これはどんな技術スタックなの?」とか「どうやって実装しているの?」なんて会話ができるのは オフラインイベントならではの楽しさでした!

ちなみにグッズもたくさんあったのでたくさんもらって帰らせていただきました(笑)

講演やブース見学で疲れた方は、「ワイワイ部屋」では、なんとコーヒーが無料で飲めるようです。 珈琲店を営んだ経験があるエンジニア「荻野さん」が入れたコーヒーはとてもおいしかったです!ありがとうございました!

(※ 本人に掲載許可をとっております)

セッションについて

「初学者から上級者までが楽しめるWeb系の技術カンファレンス」と謳っているだけあって、「知る人ぞ知るニッチな知識」というよりは、「業務の中で得た知識」に関するものが多かった印象です。 そのため、どの発表も単にわかりやすいだけでなく、自分ごととして捉えることができるので大変学びが多い時間となりました。

どのセッションも本当に素晴らしかったのですが、特に印象に残ったものについて感想を述べていきたいと思います。

Railsの仕組みを理解してモデルを上手に育てる

1つ目は、「Railsの練習帳」の著者でもあるIgarashiさんの発表です。

kaigionrails.org

発表の中で「機能の実装方法をチームメンバー全員に問うた時に、全員が同じ実装方法を答えられる状態を作る」ことの重要性を「PORO(Plain Old Ruby Object)」や「Service層」の話に触れつつ主張されていた点がとても印象的でした。

たしかに、普段の業務では、「読みやすいコード」や「シンプルな設計」を追求しますが、「そもそも、なぜそれをやる必要あるんだっけ」という問いを忘れがちなので、改めて考えさせられました。

技術カンファレンスというと、手法だったりテクニックにフォーカスが当たるものだと思っていましたが、こうした本質的な問いを投げかけてくれる発表は非常に貴重だなと思いました。

カラム追加で増えるActiveRecordのメモリサイズ、イメージできますか?

2つ目は、GMOビューティー株式会社でCTOのasayamaさんの発表です。

kaigionrails.org

発表内容の難易度が非常に高く、ついていくのに必死でした(笑)。

それでも、asayamaさんが「業務の中で疑問に思ったことを追求した結果」と何度も語っていたのが印象的で、知識以上にその「好奇心の深さ」に驚かされました。

私も業務中に「なぜこうなるのだろう?」と感じることはありますが、「カラムを追加するとどのくらいバイト数が増えるのか?」や「そもそもなぜ増えるのか?」といった深いレベルで考えることがまだできていませんでした。

asayamaさんの「技術への向き合い方」は、自分にとって不足している部分だと痛感し、知識だけでなくマインド面でも多くを学ばせていただきました。

Sidekiqで実現する長時間非同期処理の中断と再開

3つ目は、株式会社SmartHRのhypermktさん の発表です。

kaigionrails.org

この発表では、非同期処理の中断・再開に関する実践的な手法が解説されており、SmartHRの実例も紹介されていました。

具体的には、処理の進捗を保存しながらのジョブ実行や、Redisを用いた「ID番号方式」や「行番号方式」による進捗管理が紹介されていて、長時間のジョブを安定して中断・再開させるためのノウハウが凝縮されていて、とても参考になりました。

また、新たにSidekiq Iterationの機能が登場し、進捗管理の自動化と中断・再開が容易に実装できるようになっているとの情報は全く知らなかったので、とても有益な情報でした!

まとめ

まだ1日目なのにもかかわらず、「技術的な知識」だけでなく「自分のマインドセットや技術への向き合い方」にも大きな変化起こすための有意義な時間となりました。

明日の2日目もとても楽しみです!!

※ 2日目のレポートはこちらに記載しております product.plex.co.jp

さいごに

最後に現在プレックスではソフトウェアエンジニア、フロントエンドエンジニア、UIデザイナーを募集しています。

とても働きやすい環境なので一緒に働いてみたいと思った方がいましたら、是非ご連絡をお待ちしています!

dev.plex.co.jp