福島県・飯坂温泉「御宿かわせみ」の紹介は、なんといってもお食事・・・ですよね!
ご存知の方もあるかと思いますが、こちらの宿のコンセプトは「泊りがけでお食事ににいらっしゃいませんか?」なんです。お部屋、お風呂、サービスなどは、このごちそうを引き立てるもてなしですね。
オープンしてもう20年あまり、届けたい思いは持ち続けつつ進化していく宿に長年お世話になっているのは、なんといってもやはりお食事の魅力です。
いつも細かい仕様はすっとんで、「おいしかった!」でサマリーしてしまうPockie、毎度のことながらご容赦くださいませm(__)m
メニューはこちらです。この宿はちゃんと読める文字で書いてくれるのでありがたい(笑)・・・超達筆なのをくださる宿もありますが、蒔絵になってしまい^^。
夕食のラインナップを写真でアップします。
日本酒は家から持ってきました。加賀の手取川が好みでなかなか手に入りづらく、和食にあうんです。
いきなり、ズワイガニと菜の花にジュレがけがさっぱりと・・・かつ旨味もあっておいしい!最初の一品(アミューズ)はかわせみ最高です。続いての、焼きトラフグにうるいの黄味掛けもいい滑り出しです。
トラフグの白子と白みそ仕立ての椀もすばらしい。以前のどぐろの白みそ仕立ても感動しましたが、ふんわりとうまみのあるものをうまく白みそにまとわせるのがよいようですね。もちろん京の白みそです。
お造りはクエと本マグロの2点、前菜の盛り合わせは飲むのがたのしい品々・・・とこのあたりから妙に雑に(笑)お口直しのシャーベットのあとは・・・
1月の吟味特選は、あわび、うに、タラバと贅沢材料の3兄弟にてスープグラタン仕立てです。
あつあつ、ぐつぐつ、ふんわりと・・・いろんなものがはいってどうなることやら?と思っていましたが、これがなかなかハーモニーしてくれておいしい。かわせみのスペシャルにいちゃもんつけてはいけないのですが、「吟味特選」が一番ゴージャスだけど、好みがわかれるかなというのが今までの流れでした。いろんな高級素材を使うので、どうしてもハーモニーや味わいが複雑になってしまうのです。シンプルにドーンという勇気は?と思ってしまうこともありますが、それなら直球お得な宿に行けばいいわけですよね。このハーモニーを毎回工夫してくる、今回はどうかな?というワクワク感も楽しみになってきました。なぜなら、昔よりだんだんこのてんこ盛りのハーモニーに波長があってきたからです。
甘鯛の若狭焼きに続き、お食事、デザートでしめとなりました。
あんぽ柿のティラミスがなかなかユニーク。最後に和洋折衷の甘味で楽しい〆となりました。
夜はおにぎりが持っていただけます。おなか一杯といいながらついつまんでしまう。氷水をポットにセットしてくださる意外に、ペットボトルもセットしてくださるのはうれしいですね。ここ数年始まったサービスです。氷水に足したり、そのまま常温でいただいたり、とても役立ちます。
翌朝はお水が前菜(笑)・・・前夜に見せていただくこのメニューから選びます。
いまだにどの水がよかったかとか、味の差があまりわからず・・・。どれもすっきりおいしいです。
いろいろなメニューの工夫を長年こらしてきて・・・だんだんシンプルになってきました。
でもやっぱりサラダはやめないんですね(笑)サラダ好きなのでいいのですが、せっかく和食の宿ならやめる勇気も・・・、おっと、料理宿に失礼!(ちなみに、洋食も選べます)
腰がつかれるお年頃、デザートは縁側のソファのほうでいただきます。フルーツとぜんざいが定番です。
・・・というアンバランスなしつこい説明と妙に雑な組み合わせ・・・Pockieの御宿かわせみでした。