ナポリ3区の有権者のみなさま、ごぶさたしております。忘れたころに戻ってくる、新党アルデンテ代表のパオロ・マッツァリーノでございます。あ、パオロ・マッツァリーノであります、のほうが政治家っぽく聞こえるのかな? たぶん安倍政権になってからだと思うんですけど、政治家がやたらと言葉の語尾を「であります」っていうのが流行りだして、なんかその丁寧さが逆にやかましく聞こえるようになりました。
これまでも選挙のたびに、わが党は数々のマニフェストを発表してきたのであります。過去のマニフェストは、当ブログの検索欄で新党アルデンテを検索すればお読みいただけるのであります。『日本列島プチ改造論』も過去のマニフェスト集といってもいい内容なので、よろしければご参考にしてほしいのであります。
ほら、やかましくなってきたでしょ。もうこの語尾やめます。
さて、今回発表するマニフェストは、「政治家を呼び捨てにする」というものです。
ほめて伸びる政治家など、いません。政治家をほめたり尊敬したり持ち上げたりすると、必ず腐ります。政治批判はいけないなんて生ぬるいことをいってるみなさんは、応援してるつもりで逆に政治家を腐らせてるんです。
政治は批判されてあたりまえ。政治家は叩かれてナンボってやつです。ちょっと批判されたくらいでヘソ曲げたり、泣きべそかいたり、悪口で応酬したりする者は政治家向きではありません。
周囲の連中もいけないんですよ。先生、先生などと持ち上げるから、俺はエラいんだ、といい気になって性根が腐ってくるんです。
そうさせないためにも政治家には、さん、様、先生などの敬称をつけず、全員呼び捨てにすることをルールにしましょう、ってのが今回のマニフェスト。
もちろん報道でも呼び捨てを徹底します。○○議員、○○大臣という呼びかただと敬称になってしまうので、議員の○○、大臣の○○、とするのがいいでしょう。総理大臣の岸田は……みたいな言いまわしですべて対応できます。
そんなことやっても何も変わらないだろうって? 変わらないとおっしゃるあなたは、デメリットもないと認めたわけですよね。だったら、やってみてもいいじゃないですか。なにしろこのマニフェスト、実行するのに新たな財源をまったく必要としないのです。やって損はありません。
新たな改革案を提言されるとすぐに「財源はどうするんだ!」と条件反射で吠える財源バカは本当にウザいですよね。そういう人って、新たなアイデアを検討するのがめんどくさいだけなんですよ。財源がない、と頭ごなしに却下すれば検討しなくていいものね。財源をどうするか具体的に考えるのはアタマ使うけど、財源はどうする! と一喝するだけならアタマ使わずにイバれるからラクです。
呼び捨てにされた政治家は、最初はムッとするかもしれません。先生と持ち上げられないことで、いままでみたいにイバりづらくなります。逆に国民のほうも政治家を呼び捨てにすれば政治家に媚びづらくなります。
私は、それによって政治家と国民の距離感が縮まることを期待してるのです。政治家の呼び捨てに抵抗を感じる人は、政治家はエラい人だから敬わなければならないって先入観にとらわれてるんです。
政治家がなぜエラいの? 政治家は国民の代表なのだからエラいのではなく、仲間であるべきでしょう。政治家と国民をタテの関係からヨコの関係に引き戻すために、呼び捨てにするというちょっとした荒療治は効果があると思うんですよ。まあ、仮に効果がなかったとしても、さっきもいったように、財源を使うわけじゃないのだから誰も損しませんから。
[ 2021/10/25 20:29 ]
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