みかんご飯からみかんおにぎり　愛媛県民の真似をしてみた　ケチャップライスっぽ　不味くはない

お気楽インコ

2024-11-22

9月に行ってきた松山、行く前に名物料理を検索したら「みかんおにぎり」なるB級グルメがあると知った。
宿泊したホテルのすぐ近くに販売店があったのに、タイミングが合わず食べることが出来なく残念。
6年ほど前千葉でほんのり甘く優しいミカンの味がするみかん餅を初めて食べて、大いに気に入った。
グレープフルーツやレモンのライスサラダとかパエリア、ジャンバラヤにレモンを搾ったり、オレンジリゾットなど柑橘類×米って結構ある。
ただみかんはちょっと甘めだから、そこら辺が「飯」と考えると抵抗がある人が多いだろうねー。

みかんおにぎりはみかんご飯を握ったもので、みかんご飯は愛媛では給食メニューにもあるそう。
土産物屋でみかんご飯の素もみかんおにぎりの素も売っていたんだけれど、ちょっと悩んで買わずに帰ってきた。
ここ最近は天気が悪く家に過ごすことが多いので、暇ついでにちょっとチャレンジ。

みかんご飯で検索すると、いろいろなレシピがある。
①絞ったミカン果汁またはみかんジュースを使用②みかんの皮を剥いて米と一緒に炊く③みかんを皮ごと使用
むぅぅ……初めてだから一番お手軽コースのみかんジュースを使うレシピでやってみよう。

その前に銀杏。みかんご飯のために臭いのを我慢して拾ってきた。
特に具材として推奨されているわけではないけれど、みかん色に薄緑の銀杏が入るときれいかなって思ったのよ。

もう雪も降って果肉もぶよぶよになっているので、雪や落ち葉の上から足で押さえてぐりぐりして種を外して拾ってくる。
洗って乾燥させて殻を割り中を取り出す。
専用道具が便利かもだけれど、持っていないのでキッチンバサミのナッツクラッカー部分で挟んでパキっと割る。
あんまり力を入れると中身までつぶれちゃうので優しめに。

薄皮はお湯に浸してお玉などで優しく押さえつけながらコロコロするとつるんと脱げる。
レンチンでも剥けるらしいけれど、そんなに手間でもないのでコロコロ。

落果してしばらくたつので少し黄色くなってきているけれど、フレッシュなものは加熱すると翡翠色でとっても美しいんだよ。
焼いて塩をまぶしただけでもおいしいよねー。

これから正月が来るじゃない、あしらい用に茹でて松葉と一緒に冷凍しておくとよい。
お庭があって松を植えてあるお宅は庭から千切ってくればいいけれど、マンション暮らしだと松葉もなかなか手に入らない。
正月飾りの松を流用するって手もあるけれど、思うような長さじゃないこともあるので公園で拾ってきて冷凍しておくといつでも使える。
割とね、カラスさんやエゾリスさんが暴れるから？枝が落ちていることがある。
拾ったものを使うのに抵抗がある人は市販の松葉串を買ってねー。

銀杏の準備もできたしみかんご飯の炊飯。
レシピを見るとミックスベジタブルやニンジン、鶏肉を使うのが多い。初めてだしシンプルに鶏肉と銀杏のみでやってみる。
白だしと塩を少し加えてポンジュースで炊いただけ～（笑）

薄っすら甘みと酸味のある優しい味わいのご飯、と言えば聞こえがいいけれどちょいとぼんくらな味。
なのでそのまま食べるときはゴマ塩とか少し味の強い薬味が必要かな。あ、皮ごと炊くとちょっと苦みがあるからアクセントになって良いかも。
おにぎりにすると塩が加わるので味が引き締まり美味しくなる。
何かの味に似ていると思ったら薄いケチャップライスの味だわ！
なので、出汁ではなくコンソメで味付けしてバターを加えるとか洋風にした方がおいしいかもだ。
海苔の代わりに薄焼き卵で包むのがいい予感。