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やっと吸うことができた話題のシガーのレビュー


最近はリミテッドや新しいラインナップを積極的に追いかけることはしていない。

期待を外すことが多かったことがその理由だ。



それでも年に1本くらいは試したいと思える葉巻が登場する。

このコイーバの新しいビハイク(発音はお国によって違う)は今年一番の話題を呼んだものなので、試してみたいと思っていた。



シグロシリーズ登場以来コイーバはラインナップを増やし続けてきた。

いつの間にか質だけではなく量までビッグブランドとなっていた。

新しいレギュラーラインナップはとりあえず試すことにしている。



で、ビハイクだが、少量生産のため未だに世界中で品薄だ。

なんとか入手できた、というバーにお邪魔してテイスティングした。



オレが吸ったのはBHK52という最も小さなものでペティロブストくらいのサイズ。

Calvados Morin 1948を舐めながら灰にした。



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この葉巻はタバコ葉の先っちょの部分(Medio Tiempo)をフィラーに使った贅沢な仕様になっている。

葉巻のファーストフラッシュですかね、とはマスターの言葉。

何人かに聞くところ、BHK52が最も評判がよろしいようだ。



見た目はとにかくリングのインパクトが強い。

2つのセキュリティホログラムが印刷されたリングは、おまえはお札かよ、と突っ込みたくなる仕様だ。

ラッパーは明るめ。見た目きめ細やかで柔らかな印象。

いわゆる豚の尻尾状に仕上げられたトップは美しいカーブを描いている。だれでもカーブを残しながらカットできるような優秀な豚の尻尾だ。



火を点ける。

ドローは完璧。煙はクリーミーで口当たりはマイルド。軽いのか?

Medio Tiempoは強いと聞いていたから意外だ。

面白いのは物理的な口当たりがとても柔らかいこと。



香りは、オレが考えるコイーバ(ランセロスやエスプレンディドス)とは印象が違う。

いわゆるコイーバのハーブ感が少ない印象。ウッディでありスパイシーであり、ナッティでさえある。

ロブストのような蜜の甘さやランセロスのようなフローラルな甘さは無い。

中盤からナッティさが目立ってきた。ラストはスパイスも立つがそれほどでもない。

全体に煙はクリーミーでマイルドな印象。



吸い終わってから気付いたけどニコチンは強い。

オレは自分の体の反応からニコチンの強さはたいてい分かる。

これは案外くせ者かもしれない。



このコイーバの評価はどうすべきか。

たぶん、ブラインドでオレはこれをコイーバとは見抜けないと思う。

好みでいえば、たまに吸ってもいいかな、という程度。

もしこれがシグロ7とかで、値段もシグロ並であればたまに吸ってもいいかな。

これを常喫にする人がいるとしたら、絶対にリングを外さないタイプの人だろう。



でも面白い経験ではあるので、1本は吸ってみるといい。





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