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純粋にタバコだけを味わう時間。

そんな時、オレはタバコとコミュニケートしている気分になる。


とはいえ、なかなかまとまった時間を作れないのは、オレの能力の無さか。

たまたま棚から落ちてきた時間を使ってはシガーとパイプを楽しんでいる。



初めて吸うシガーや、貴重なシガーに火を点けた後、その香りや味にのめり込みながらも、冷静に観察し、分析している。

「一見、シダーや皮、土の香りの中に小さな花が見え隠れしてるなぁ」

その小さな花を見失わないように吸い方を調整する。

「これは火が消えないギリギリで吸わないとこのバランスが崩れそうだ」

しだいに味と香りが変化していくと、そこではまた違った吸い方になる。



こうして、シガーを観察しながら、吸い方を変化させてゆくと、シガーもそれに答えるように香りや味の変化を見せてくれる。

まるで、紫煙に耳を傾け、話し掛けると答えてくれているようだ。



またあるときは、パイプを銜えてボールから立ち上る紫煙を眺めていると、瞑想をしているような気になってくる。

味と香りと手触りに満足をしながら、揺れる紫煙にイメージが膨らんでくる。とても平和な気分になり、ちょっと眠くなる。



アメリカに太古より住んでいる人々はタバコを平和の証として、パイプを儀式に用いたりしたようだが、オレにもその気持ちはよくわかる。

だからオレも「一人ピースパイプ」をやっているんだ。



本日煙になったタバコ

Pipe

 McClelland 5100:1ボール

 McClelland 2015:1ボール

Rattray's Marlin Llake:1ボール

Samuel Gawith Full Virginia Flake:1ボール

Cigar

 REY DEL MUNDO: PANETELAS LARGAS