2015年12月27日早朝、パイプ作家の桑原進一氏が急逝した。
バイクによる事故と聞いている。
桑原氏は2013年に開催された東京パイプショーにおけるハンドメイド・パイプ・コンペに優勝して作家活動を開始した。
過去4回のコンペ優勝作品の中では唯一純然たるクラシックシェイプによる受賞だった。
優勝後は多くのパイプスモーカーからのカスタムメイドオーダーに加え、海外のパイプショップからのオファーが多く入った。作家として良い滑り出しだった、という印象があった。
彼のパイプを持つスモーカー達から聞かされる言葉がある。
「桑原のパイプはとにかく煙草が美味い」。
聞くところによると、煙道の作りからリップスロットルの構造と、煙が口腔に達するまでの作りに大きなこだわりを持ち、常に研究をしていたという。
また、シェイプはクラシックにこだわり、名作と呼ばれる過去のシェイプの写しもよく制作していた。
クラシックにこだわるパイプ作家というのは珍しい。
そして、煙草をより美味く吸う、という正義を追い求めていた。
誰もが将来は世界で大きなポジションを得るに違いない、と感じていたはずだ。
小さなパイプの世界は大きな可能性を失った。
最後に彼のコンペ優勝作品の写真と会場でのスナップを掲載する。
桑原氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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Erinmore Flake:1ボール
Cigarettes
American Spirit Orange:11本
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過去4回のコンペ優勝作品の中では唯一純然たるクラシックシェイプによる受賞だった。
優勝後は多くのパイプスモーカーからのカスタムメイドオーダーに加え、海外のパイプショップからのオファーが多く入った。作家として良い滑り出しだった、という印象があった。
彼のパイプを持つスモーカー達から聞かされる言葉がある。
「桑原のパイプはとにかく煙草が美味い」。
聞くところによると、煙道の作りからリップスロットルの構造と、煙が口腔に達するまでの作りに大きなこだわりを持ち、常に研究をしていたという。
また、シェイプはクラシックにこだわり、名作と呼ばれる過去のシェイプの写しもよく制作していた。
クラシックにこだわるパイプ作家というのは珍しい。
そして、煙草をより美味く吸う、という正義を追い求めていた。
誰もが将来は世界で大きなポジションを得るに違いない、と感じていたはずだ。
小さなパイプの世界は大きな可能性を失った。
最後に彼のコンペ優勝作品の写真と会場でのスナップを掲載する。
桑原氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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