Souvenir～散歩写真のおすそわけ～

　　　　　　　　　　　　　久しぶりにじっくりと腰をすえて猫を撮りにいこう。
　　　　　　　　　　　　　ということで、上野の不忍池に行ってみました。
　　　　　　　　　　　　　ブログにアップしている猫のほとんどは、不忍池で撮っているのです。
　　　　　　　　　　　　　（な～んて言ってるわりには、今日の猫は違うけど＾＾；）

　　　　　　　　　　　　　以前と比べて猫の数がものすごく少なくなったな～って感じるんですよね、不忍池。
　　　　　　　　　　　　　大好きだった白いソックスをはいてるような、足が白い子もいなくなっちゃったし・・・。
　　　　　　　　　　　　　今日もなかなかみつからないな～と思ったその瞬間、しっぽがひょろっと生垣から出ているのを発見！
　　　　　　　　　　　　　さっそく近寄ってみると、先客がいらっしゃいまして。
　　　　　　　　　　　　　どうやらその方も、その猫をじっくりとハンティングしていらっしゃるご様子。
　　　　　　　　　　　　　できれば私も一緒に撮らせていただこうかとその方を良く見ると・・・

　　　　　　　　　　　　　な、なんと！動物写真家の岩合光昭さんじゃありませんか！！
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　割り込むのは失礼だったので、その猫を撮るのはあきらめました。　　　　
　　　　　　　　　　　　　いや～でもビックリしたな～。

　　　　　　　　　　　　　その後池の反対側にまわると、いたいた、猫が＾＾
　　　　　　　　　　　　　ちょっかい出して猫にひっかかれそうになったりしていると、そばにいたおじさんが

　　　　　　　　　　　　　「猫の写真もさ、良く撮れてるのだと商売できるんじゃない？」
　
　　　　　　　　　　　　　って話しかけてきました。

　　　　　　　　　　　　　ははは、そうかもしれませんね。
　　　　　　　　　　　　　などと適当にあいずちを打っていると、ぽつりぽつりとおじさんの話が続きます。
　
　　　　　　　　　　　　　「そいつがここら辺のボスでさ。いばってるから他の猫は嫌がって、ここら辺には近寄ってこないよ」
　　　　　　　　　　　　　「そいつはさ、自分のこと猫だと思っていないから。自分のこと人間だと思ってんじゃないの」
　　　　　　　　　　　　　「猫もさ、人間と同じで、あの猫は嫌いだ！とか思ってたりするもんなのよ」
　　　　　　　　　　　　　「オレなんかはさ、人間嫌いの典型的なのかもしれないんだけど」

　　　　　　　　　　　　　あらら、じゃぁあたし、ここにいないほうがいいですか？＾＾；

　　　　　　　　　　　　　「イヤイヤ、そういうことじゃなくてさ、人間てやつはさ・・・」

　　　　　　　　　　　　　人間嫌い・・・なのになんでこんなに見ず知らずのわたしに話しかけてくるのかな・・・
　　　　　　　　　　　　　ほんとは人間嫌いってわけじゃないんじゃ・・・？
　　　　　
　　　　　　　　　　　　　このまま話しを聞いていると、自分の心の中にあるパンドラの箱のふたが開きそうだったので、キリのいいところで退散。
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　不忍池からもスカイツリーが見えることに驚いた。
　　　　　　　　　　　　　お茶を買ったコンビニのレジにいたお兄さんと、化粧品を買ったお店のレジのお姉さんが
　　　　　　　　　　　　　奇遇にもわたしと同じ苗字だった。
　　　　　　　　　　　　　そんな１日でした。