バリアングル液晶(例:D5100)とチルト液晶(例:NEX-5R)
カメラの可動式モニターには、「バリアングル液晶(variable angle)」と「チルト液晶(tilt)」の2タイプが採用されることが多い。可動式モニターのメリットは、ハイアングルやローアングルの撮影を液晶モニターを見ながら簡単に行えることや、液晶モニターを見ながらじっくり撮影する際に角度を変えられることなど。デメリットは、可動式モニターを採用したカメラは幅の厚みが増したりすることなど。
バリアングル液晶
「バリアングル液晶(フリーアングル液晶とも言う)」は、角度を自由に変えられる機構で上下左右に動かすことができる。ハイアングルにもローアングルにも対応し、縦位置でも撮影しやすい。モニターを回転させると自分撮りにも対応する。しかし、動かすにはモニターを開く必要があるので、「チルト液晶」と比べてやや面倒な場合がある。また、モニターを開くと光軸がずれるため、人によっては使いづらい場合がある。可動部は左右だけでなく、下側にあるものもある(例:D5000)。左側に開くバリアングル液晶(例:D5100)と下側に開くバリアングル液晶(例:D5000)
チルト液晶
「チルト液晶」は、通常は液晶を上下に動かせる機構で多くのミラーレスカメラに採用されている。簡単にモニターの角度を変えられるが、左右に動かすことはできない。モニターを下方向には動かせず、上方向だけの「チルト液晶」もある。上側に180度動かすことができる「チルト液晶」は、液晶を見ながら自分撮りにも対応(例:PowerShot G7 X)。通常の「チルト液晶」より可動域が広い「3軸チルト液晶」などもある(例:α99)。上下方向移動するチルト液晶(例:OM-D E-M5)と上方向移動だけのチルト液晶(例:PowerShot G7 X)と特殊な3軸チルト液晶(例:α99)