中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから、車で1時間ほどの所にマヤ遺跡公園「アルツンハ」があります。
ここは周辺がジャングルになっていることから、野生動物によく出会えるのため、遺跡見学を兼ねてバードウオッチングに訪れる観光客が多い場所となっています。
今日の写真は、その公園内で出会った Black-headed Trogon (ブラックヘディッド トロゴン)で、トロゴンの仲間の中では最も数が多く、時には街中でも見る機会のある種類です。
このトロゴンのメスは全体に黒色が多く、おなかの黄色以外は地味な体色ですが、オスは2枚目の写真の通り背中が光沢を持った美しい青色をしています。
トロゴンは世界一美しい鳥といわれれ、また手塚治虫の火の鳥のモデルとして有名なケツァールの仲間で、習性や食性はよく似ています。またあるトロゴンの仲間でケツァールに体色が似ているのもいますが、人里を離れないとなかなか見るのが難しい種類です。
ブラックヘデッドトロゴンは、大抵群れで行動しており、仲間内で鳴き合いますから、近くにいるときは簡単に見つけることができまます。また人に対する警戒心が薄いことから近くまで寄ることができ、撮影者にはありがたい鳥でもあります。
こういった美しい鳥たちを普段からたくさん見ることができるのですから、鳥好きにとって熱帯は本当に天国ですね。
使用機材のカメラは SONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 800、F5.6、1/320sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。