岐阜市近郊にある自宅の隣は栗畑で、その向こうが杉林になっており、家の周辺に樹木がたくさんあります。杉がたくさんあるのはうれしくないのですが、でもその林の中からカケスの鳴き声を聞くと、まあ杉林も悪くないかと思っています。
隣の栗林にはこれまでに、キジバト、モズ、シロハラ、ジョウビタキ、カワラヒワ、イカル、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、アカゲラなど実に様々な野鳥が訪れ、よって私の最も身近で貴重な撮影ポイントなっています。ただし撮影は樹に葉の付いていなくて見通しの効く冬季に限られます。
今日の写真のエナガもこの栗林を訪れる常連で冬になるとほぼ毎日のように、10~15羽ほどの群れで現れ、枝から枝へ忙しく飛び移りながら、流れるように移動していきます。
その群れに時にはシジュウカラが混じっており、エナガを撮った後はそのシジュウカラを狙います。
彼らはここにどんな餌を期待して来るのだろうかと、前から思っていたのですが、今回の写真でそれが分かりました。撮影は去年の12月です。
1枚目の写真で1羽のエナガが、足元の枝に付いている何かをついばんでいますが、3枚目の拡大写真でそれがアブラムシであることが分かります。
アブラムシは人間にとっては害虫ですから、その駆除に苦労するのですが、こうして野鳥が来て食べてくれるならこんなうれしいことはありません。
エナガのように、害虫を食べるこんなかわいらしい野鳥が増えてくれたらいいですね。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。