フジフィルムから、私が思うエポックメイキングなデジタルカメラ F4500 が発売されてから今年で17年目ですが、この間に技術の進歩は目覚ましく、今ではフィルムカメラをはるかに超えた写真のクオリティを実現しています。
この進歩はどこまで続くのかとても興味のあるところですが、私としてはもう十分な領域に達していると思う反面、これまで難しいとされてきた、例えば野鳥撮影の写真がさらに大きく鮮明に撮れることを願ってもいます。
さて今日の写真ですが、今となっては既に古いカメラである一眼レフとコンパクトカメラの画質の比較です。
この一眼レフは入門機ということからなのか、いつもピントが甘く鮮明な写真が撮れることは稀で、それがカメラマンの腕に起因するのか、それとも安さからくるカメラの機械の出来が原因なのか、今でも分かりかねています。例えばこのカメラで撮った10枚の写真で、撮影条件にもよりますが、ピントがぴったりと合ったものは精々平均2枚程度です。
一方もう一台のニコンのコンパクトカメラで撮る写真は、一眼レフ並みに素晴らしく鮮明という写真はないのですが、しかしどれもそこそこピントは合っており、特に不満のないカメラに仕上がっています。
この2台のを、ある晴れた日に岐阜市にある畜産センターで撮り比べてみました。
大きな写真が一眼レフで撮ったもので、この日に撮った中で最もピントがしっかり合っているものを選んでいます。このブログ上で比べるのであれば、コンパクトカメラで撮った写真も大きく掲載すべきですが、紙面の容量制限の関係で小さな写真になっています。
この2枚を比べた私の感想ですが、一眼レフカメラに少々不出来な点があろうと、コンパクトカメラがどんなに高性能であっても、比べるとやはりセンサーサイズの違いを感じざるを得ません。
細かい部分の優劣を指摘することはできるのですが、それ以前に写真全体のクオリティというのか、言葉にするのは難しいのですが、画質のつやの違いを感じます。やっぱり腐っても、或いはさすがに一眼レフといったところでしょうか。
使用機材のカメラは Canon EOS Kiss X2 に、レンズは Sigma 18-125 f/3.8-5.6 DC OS HSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離41mm、35ミリ版換算73mm、ISO 200、F7.1、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。