古典インクのままか確認するために購入した、ペリカンのブルーブラックがたくさんあるので、極力消費しようと使っています。合わせて良く使う万年筆がペリカン M100の黒軸です。
コクヨの野帳に、以前はパイロットのブルーを使っていたのですが、いつ頃からかパイロットのインクだと文字にヒゲが生えるようになったので、野帳にはペリカンやプラチナの古典インクを使うようになりました。
ステンレスに金メッキした、鉄ペンと呼称されることもあるペン先です。古典ブルーブラックを入れっぱなしで酷使しているので、金メッキは剥げてきていますが、ペン先本体は問題ありません。メッキの剥げた感じも、使い込んだ感じがして、購入直後の金一色だった頃より、今の方が気に入っています。
万年筆初心者の頃に買って、ペリカンのペン先は回して外すことも知らなかったので、無理矢理抜こうとして、ペン芯のフィンを折ってしまっています。これだけフィンが折れていても筆記に問題はありません。
ペン芯の裏からもフィンの折れている箇所をお見せします。ペン芯にもインクが付着しています。
金メッキの剥げた部分をルーペで拡大して見てみます。金メッキは剥がれていますが、ペン先自体は無事です。
これぐらいの万年筆の方が気兼ねなく使えて、結果として使用頻度が上がっています。
鉄ペンに古典ブルーブラック入れっぱなし、定期的な洗浄などの手入れもせず、使わないときは鞄の中で、軽く1〜4週間くらい放置することもありますが、詰まりもせず調子良く書けています。
万年筆を購入する時は、販売店から「定期的に洗浄してください」と指導されることがありますが、調子良く書けている万年筆を洗うと、かえって調子を悪くしてしまうことがあるので、調子が悪くなってきたと感じてから洗浄すれば良いと割り切り、ずぼらに使っています。
最初から万年筆の作法とか気にして、面倒になって結局使わなくなるより、力を抜いて適当に使うのも良いんじゃないかと思います。私は万年筆適当主義です。