趣味と物欲

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博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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万年筆用古典インクについて、文献を調査し、自ら実験してきた記録の主要な記事まとめ 本ブログのメイン記事
古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか no+e版
万年筆適当主義 (鉄ペンに古典インク入れちゃうし、定期的な手入れもしてないよ。) 肩肘張らず、もっとカジュアルに万年筆を使おう。
ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) 古典インクのままです。
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万年筆用古典インク (iron gall ink, 没食子インク, タンニン鉄インク) の実験結果と評価 ~文献を調査し、自ら実験してきた記録~

この記事はトップに表示されるように設定しているので、最新の記事は下にスクロールした2番目の記事になります。

鉄を含む万年筆用インクである古典ブルーブラックインク(古典インク, 没食子インク, タンニン鉄インク, iron gall ink)について、文献にあたり、様々な実験をして記事を書いているのですが、たくさんあって自分でも何を書いたか分からなくなることがあるので、ブログのトップにまとめを表示します。秘伝のタレのように継ぎ足しながら書いているため長いです。

これまでの経緯は下記の一連の投稿 (古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか - 趣味と物欲) からどうぞ、頑張って書きました^^)ノ
pgary.hatenablog.com

どのインクが、古典インク (iron gall ink, 没食子インク, タンニン鉄インク) なのか調べ続けているわけは以下の記事に書いています。
pgary.hatenablog.com

古典インクは、ある程度の耐水性・耐光性があり、比較的裏抜けや滲み難く、書いた後の色の変化が楽しめ、昔ながらのインキ消しで消すこともできる上、ペン先が汚れたらアスコルビン酸できれいに落とすことができるインクです。耐水性・耐光性では顔料インクに一歩譲りますが、インクの性能云々というより使って楽しいインクだと思います。

www.youtube.com
色素が入っていない没食子酸インクの色変化

個人的には古典インクが好きで良く使っていますが、このブログでは以前から、インクの好みは千差万別、好みが9割と主張しています。
pgary.hatenablog.com

更に詳しい情報は、下記の「続きを読む」を押してみてください

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M17ジェットストリームリフィルを購入したのでLAMYのボールペン サファリとノトに入れてみた

先日、M17ジェットストリームリフィルが入るLAMYのボールペンを発掘して準備万端整えた上で、天神ロフトに行きました。
pgary.hatenablog.com
M17リフィル F (0.7mm) はサファリと一緒に鍵付きの箱に入っていたので、店員さんにお願いして出して貰い、リフィルのみ購入しました。

元から入っていたLM16のMとM17のFを並べてみると、当たり前ですが同じ形、同じ大きさです。LM16もリフィルにプリントしてあるのはM16とLが無いですね。

サファリ (Safari) に入れたり、ノト (noto) に入れたり試してみました。キースイッチ風に言うと、サファリはノック音と跳ね返りが大きい青軸、ノトはノックが擦れる音しかしない静音軸です。

当然ジェットストリームのM17リフィルの方が低粘度で摩擦も少なく、インクの色も若干黒味が強くて技術の進歩を感じさせるのですが、書いたときの感覚で比べるとLM16も決して悪くありません。
リフィルの先からシューっと黒いインクが引き出されるM17ジェットストリームリフィルに対して、LM16は紙とボールの間に挟まるインクの影響かヌメッとした、えも言われぬゾクッとする感覚が味わえます。
ジェットストリームの圧勝かと思いきや、LM16も悪くない、悪くないぞと見直しました。サファリにはLM16が似合うように思えたので、M17はノトに入れることにしました。

ALLDOCUBE iPlay60 Pad Proを読書端末として3ヶ月使ってみた

読書用の端末として画面の大きさで選んだ「ALLDOCUBE iPlay60 Pad Pro」を3ヶ月使ってみた感想です。
pgary.hatenablog.com
ちなみに私のiPadの利用歴は、iPad Pro 12.9インチ 第1世代 (まだ家族が使っている) → iPad Air 10.9インチ 第4世代 (長男に譲る) → iPad mini 第6世代 (自分で使用中) → iPad Air 10.9インチ 第5世代 (次男に譲る) という感じで、現在、iPadはminiしか持っていないので、読書端末専用端末としてiPlay60 Pad Proを購入しました。
画面の大きさ美しさに拘ってiPlay60 Pad Proを選んだだけに、3ヶ月経っても画面を見るたび、その明るさと鮮やかさには毎回ビックリしてしまいます。
読書端末と言いつつ大半は漫画です。漫画はできるだけ見開きで読みたいですが、iPlay60 Pad Proを横にして読むと、B6判だと実サイズより一回り小さく表示されます。読めますが、小さい手書き文字があると拡大しないと読めないときもあります。

A5版で横だと更に二回り程小さく表示されます。士郎正宗 作品はコマ外の手書き文字が多くて、しかもそこを読むのが面白いので拡大必須です。

縦にすると逆に実サイズより少しだけ大きくなります。
12.1インチですが、iPadに比べると横長の16:10なので、読書端末としては10.9インチ (11インチ) のiPadと体感同じサイズです。 ただ、動画にはジャストサイズになります。

読書端末としてしか使っていませんから、動作速度に不満はありません。内部ストレージが128GBのモデルで、まだ100GBくらい空いてますが、512GBのmicro SDカードを入れ、Kindle、honto、ebookjapanのダウンロードフォルダはmicro SDカードを指定しています。
1つだけ気になる点として、ロック解除が顔認証に対応しているのですが、しょっちゅう認証に失敗するので、認証番号を要求されることが多いです。

気軽に雑にケースは付けない運用をしていて、液晶保護フィルムは元から貼ってあった物のままです。中華タブレットは液晶保護フィルム貼って出荷していることが多いので有り難いです。
裏には元々iPad用に買ったMOFTを貼っています。裏面はカメラが盛り上がっていますが、MOFTを貼ると、ちょうどカメラが接触しないくらいに浮きます。

私はiPad miniを持っていたので、読書専用端末としてのiPlay60 Pad Proに満足していますが、iPlay60 Pad ProだけだとGoodnotesが無い時点で無理ですね。
タブレットを持っていなくて何か1枚だけ買うとしたら、11インチのiPadシリーズ (無印、Air、Pro) から予算と相談して、どれかを選ぶと思います。
A4がほぼA4のまま表示できる13インチの広い画面は捨てがたいのですが、襷に長しで、もう1枚軽いタブレットが欲しくなるのが目に見えています。
もうちょっと広かったら、もうちょっと軽かったらと文句を垂れながらも、11インチなら1枚で我慢できるでしょう。

パイロットの万年筆用顔料インキ 強色を詰まらせるのは、なかなかに大変

パイロットの万年筆用顔料インキ 強色を、キャップレスで使って乾燥させてしまったことは何度かあり、記事にしたこともあるのですが、キャップ式万年筆 カスタムカエデも乾燥させてしまいました。
ロールペンケースに挿して通勤バッグに入れ普段から持ち歩いていますが、最近シャープペンシルばかり使用して、2ヶ月か3ヶ月くらい万年筆を使っていませんでした。
しばらく振りに使ってみようとしたところ、カエデのキャップが少し緩んでいて乾燥していました。

試しに書いてみるとカスカスで、乾いたインキ片がパラパラと落ちます。
コンバーターの中は完全に乾いてはいなくて、インクが濃縮されて少し残っているような感じでした。

これは本格的に洗わないと駄目かと観念しつつ、ペン先を水に入れて数回チャポチャポと振り、ペン先の余分な水を吸い取ったら、もう書けるようになっていました。

強色を詰まらせるのは、なかなかに大変です。パイロットは洗浄液のセットも出していますが、大抵、水だけで何とかなってしまいます。
万年筆用の顔料インクは、耐水性も耐光性も高く利点も多いインクです。必要以上に恐れて選択肢から外す必要はないと思います。

pgary.hatenablog.com
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