pckiroku’s blog

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PCのレビューを書いて残すために作ったブログです

ミニPCどう選ぶか

CPU

  • Nシリーズ以外ならAMDでいいと思っているが、こだわりがあるならintelでもいい
  • AMDRyzenシリーズから必要性能に合ったものを選ぶ
  • 8945HS/8845HS/7940HS/7840HS > 7640HS/6900HX/6950HS/6850HS > 6600H/5825H/5800H 的な印象
  • CPUの性能を正しいデータで知りたい場合、「notebookcheck $CPU型番」で検索したり、レビュー記事や動画を確認する
  • グラフィック性能は数値で知りたいなら、「3dmark timespy $CPU型番」で検索。youtubeで検索して、実際のゲームをそのCPUでプレイしてくれている動画もあるから、そっちのほうがただの数値より役に立つかも
  • NPUはRyzen300シリーズ以外、あってもなくても同じ

メモリ

  • Ryzen5000シリーズはDDR4、それ以降のシリーズはDDR5で、DDR5のほうが最大性能は高いが、そこまで気にする必要はない
  • 16GBを買うなら2x8GB、32GBなら2x16GBになっていることを確認する。こうなっていないとCPUの性能が発揮できない
  • 16GBだと心もとないが、32GBは多いが、CPUの性能が低いなら16GB、高いなら32GBでいいんじゃ
  • ミニPC上でLLMを動かしてみたいなら32GB
  • メーカーが気になるならレビュー記事や動画を見て確認する

ストレージ

  • 1TBほしい
  • 512GBはすぐ埋まる。あと100GBしかないとか考えることになる
  • 性能はレビュー記事や動画からしか知れない

ネットワークカード

  • 有線はよくわからない
  • 無線もよくわからないが、intelのAX系が安定しているらしい
  • 個人的には非intelで、linuxでサポートされているとうれしい

ポート

  • USBはバージョン2,3,4が各々2つずつくらいあれば困らない
  • DisplayPortとHDMIどっちも大体ある

メーカー

  • Minisforum / GMKtec / Aoostar / Beelink / Trigkey / Geekom あたりが私的に有名
  • 有名だからといってよいものとは限らない
  • MinisforumとGMKtecのサポートは良かった。返信と対応が早い
  • 無名はギャンブル

耐久性・安定性

  • 最近のモデルは排熱に気を使っていると感じるので、できるだけ新しめを買う。しかし、新しすぎるとバグを踏まされる可能性があるから、いい塩梅の新しさ。
  • 2,3年で壊れると思っておいて5万円以下を買う

値段

  • Amazonだと値段を上げたり下げたりクーポン付けたりしてるからKeepaで値段の推移を見る
  • 値段を上げ下げしてるせいで、クーポンと値下げが被って、適正価格から1万円くらい安いときが時たまある
  • 販売開始から半年で5000円引き、1年で1万円引きくらいの値段に落ち着く感じ

NandGameをプレイする

nandgame.com

Nandからスタートしてコンピュータを作るゲームという理解で進めていた。

どうやって解くのが良いのかわからないので、頭の中で少し考えて、これでいいんじゃないかと思う回路を実際に作って、動かしながら直す。という流れで解いた。場当たり的に正解を導き出したので、仕様を満たす回路を作ることの定石のようなものも獲得できていない。だから、再度同じ問題を解くにしても、同じだけの試行が必要になりそう。

難しいステージもあり、「SRラッチ」「データフリップフロップ」。「SRラッチ」はよく思いつけたなと思う。「データフリップフロップ」から入ってくるクロックはデータを同期するためと説明を読んで、必要なんだろうけど理解があやふやである。

難しいとは違うが、よく分からないのが、「RAM」の仕様についての記述「cl(クロック信号)は状態の変化を同期させます。cl=0のときにXが保存されますが、clが1に変わるまで出力は行われません」。これ「cl=1のときにXが保存されて、clが0に変わるまで出力は行われません」じゃないのか。

完全には理解していないけれど最後のステージである「入出力」まで無事解けた。とてもめでたい。

これでこのゲームは終わりと思っていたが、Softwareステージが始まった。

Windows11でスリープ復帰時にアプリ(Edge)が勝手に起動するのを避ける

設定>アカウント>サインインオプションの「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング」を「常にオフ」にしている場合、スリープをスペースキー/エンターキーを押して復帰すると、スタートのピン留め済みから先頭のアプリ(私の場合Edge)が起動される。なので、Escやカーソルキーのような無害なキーで復帰させるか、マウスで復帰させれば、Edgeは起動しない。たわいもなかった。

他の原因による自動起動もあるようで、複数の解決案が見つかる。

  • 「更新後に自動的にセットアップを完了するには、サインイン情報を使用します」をオフにする。
  • レジストリを変更する。
  • ロック画面をスポットライトから画像に変える
参考

Prevent Edge From Opening Whenever my computer wakes from sleep mode

Edge opens when waking Windows 11 PC from Sleep

 

 

 

UM760Slimのレビュー

  • 手元にあるUM760SlimはUM760Pro(32GB/1TB)の交換品であるため、メモリに関してのみ市販されているUM760Slim(16GB/1TB)と違います。
  • 製品仕様
    • CPU
    • OS
      • Windows11 Pro(OEMライセンス)
    • ストレージ
      • OM3PGP41024P-A0 1TB
    • メモリ
      • 2x CT16G56C46S5 16GB(もとは2x 8GBだったがメーカーと品番をメモすることを失念した)
    • ワイヤレス通信
      • MT7902
    • ポート
      • 2x USB3.2 Type-A
      • 2x USB2.0
      • 1x USB4(Alt PD)
      • 1x DP1.4
      • 1x HDMI2.1
      • 1x RTL8125 2.5G
      • 1x 3.5mmオーディオ
      • 1x DC19V
    • 販売サイト
    • 価格
      • 50000円~55000円
  • ベンチマーク
    • Cinebench 2024
      • Sigle: 102 pts
      • Multi: 717 pts
    • FF14 黄金のレガシー    
      • 1920x1080 高画質 デスクトップ ウィンドウモード FSR: 5176
    • 3DMark Time Spy benchmark
      • 総合: 2884
      • CPU: 8116
      • グラフィック: 2590
    • CrystalDiskMark
      • SEQ1M Q8T1
        • Read: 4469.81 MB/s
        • Write: 4651.65 MB/s
      • SEQ1M Q1T1    
        • Read: 3074.12 MB/s
        • Write: 4645.45 MB/s
      • RND4K Q32T1
        • Read: 698.35 MB/s
        • Write: 447.47 MB/s
      • RND4K Q1T1
        • Read: 77.04 MB/s
        • Write: 248.10 MB/s
  • 温度
    • アイドル時: 31℃(室温: 21℃)
    • Cinebench2024時の最大: 92.4℃
  • 騒音(50cm離れて)
    • アイドル時: 無音
    • Youtubeを見ながらブラウジング時: 真剣に耳を澄ますと聞こえる程度の無音
    • Cinebench2024時の最大: 爆音
  • その他
    • スリープ状態はモダンスタンバイのみサポート
      • これが原因かわからないが、スリープするとSSDのパワーオン数が異常に増える。
    • 電源ボタンの青光りが明るすぎる。1cmx1cmのポケモンパンシールを遮光に貼るとちょうどいい。
    • フロントのUSBポート間が狭い。
    • NPUが使えない。使えても10TOPSのNPUなので役に立つのか?
    • MT7902がLinuxでデフォルトで動かない。動かす方法はあるようだが面倒
  • 値段(以下は市販のUM760Slim(16GB/1TB)について)
    • 楽天で買うとクーポンとポイントで5.0万円くらいになる。
    • KODLIXというメーカーかブランドで全く同じ?ミニPCが18か月保証で出ている。
    • minisforum.comのアメリカ向けだと319ドル(4.9万円(10/29現在))
      • この値段を見るとアマゾンでそのまま買うのは割高に感じる
  • 感想
    • ミニPCを選ぶときに、UM760Slimが販売されるまでは、N100 / Ryzen 5,6000番台,7735HS / 7840HS,8845HS,7940HS,8945HS という風に別れていた(インテルは全然分かりません)。新しい(アーキテクチャ)のが良いけど、7840HSは高いからという理由で、最近までは仕方なく7735HSや6900HXが選ばれていた気がする。UM760Slimのおかげでそこに7640HSの選択肢ができて、それらよりも安く、さらにベンチマーク的に遜色もない。こうなると人気になって在庫が枯渇するのもわかる。
    • 上にも書いたがWifiカードのMT7902はLinuxでサポートされていないので、Linux系のOSを入れる場合はネット上を漁ったり、最終的に外付けの無線LANアダプターや別のカードが必要になるかもしれない。この点は残念。
    • WakeOnLANは動いた。

UM773SE(32GB/512GB)のレビュー

初期不良で返品返金したからデータはなにもない。ファンの異音、爆熱、突然のPINコード締め出し、突然のシャットダウンなどが起こった。販売初期だからの初期不良だったのかもしれない。今販売中のはもう起きないかもしれないし、起きるかもしれない。

GMKtec NucBox G6(16GB/256GB)のレビュー

製品仕様

CPU Ryzen 3 5425U

OS

Windows 11 Pro(OEMライセンス)
SSD ZETTASTONE CP200 256GB
メモリ 2x LD4S08G32C22ST 8GB
ワイヤレス通信 RZ616
ポート

2x USB 3.2?

2x USB 2.0

1x HDMI

1x DP

1x TYPE-C(USB 3.1 Gen2, PD, DP/Date)?

2x RTL8125 2.5Gbps

1x 3.5mmオーディオ

販売サイト 楽天Amazon
価格 27000円~40000円

各種ベンチマーク

以下はすべてBalanced modeで実行しています。

CPU/ゲーム性能

ベンチマーク スコア (pts)
Cinebench 2024  
- マルチスレッド 285
- シングルスレッド 77
Cinebench R23  
- マルチスレッド 4759
- シングルスレッド 1322
FF14 黄金のレガシー  
- 1920x1080 高画質 デスクトップ ウィンドウモード FSR 2208

CrystalDiskMark

  Read (MB/s) Write (MB/s)
SEQ1M Q8T1 3271.25 2628.23
SEQ1M Q1T1 2472.59 2664.61
RND4K Q32T1 540.30 368.60
RND4K Q1T1 60.92 142.86

温度

室温21℃。

Balanced modeで、アイドル時は50℃、ベンチマークをフルに回した最高温度は69.5℃。

Performance modeで、ベンチマークをフルに回した最高温度は93.9℃。ちなみに、このモードでCinebench2024マルチスレッドは359pts。

机の上に置いて距離が50cmほど離れている状態での感想。

Balanced modeだとアイドル時でもファンの音がヴィーーーと小さいがハッキリと聞こえる。ベンチマークを回すと、それが風を切る音に変わる気がするが、大きさ自体はほぼ同じか微増。

Peroformance modeだとベンチマークを回すと、シャーーーーと元気よく鳴り続ける。

Quiet modeはBalanced modeとほぼ変わりがない。

いずれにしても起動中に音が聞こえなくなることはない。

【追記】初期不良の可能性があるとのことでファンを送ってもらうことになった。

【再追記】ファンを交換してみたが変化はなかった。

その他雑事

  • スリープ状態はS3をサポート
    • 【追記】powercfg /a の結果は「スタンバイ(S3) 休止状態 ハイブリッドスリープ」で、S1とS2、S0低電力アイドルはサポートされず、高速スタートアップは無効。
  • BIOSに入るには起動時Escボタン連打
  • Officeソフトの言語ファイルが大量に最初からインストールされている。ポチポチ消すのが面倒なら、ここのオプション2の公式ツールで一括で消せる。
  • 一部先述したが消費電力のリミットをPerformance(35W)/Balanced(15W)/Quiet(10W)から選べる。けれども、3つから選べてうれしい!とはならない。Quietでも無音にならないし、Performanceは寿命を短くしそうで、結局Balancedを選んだ。
  • SSDが中古品?初期状態で使用時間が20時間、総使用量がRもWも1TBを超えていて、アンセーフシャットダウンも6回ある。すべての個体でエージングテストを行っているからの数値であり、中古のSSDではないと回答をもらった。
  • ポートの仕様の説明が同一サイト内であっても異なる部分があって、実機で確認すべきだが、確認する機材がない。その他でも気になる部分は販売元に聞くのがいい。
  • 初期不良が心配ならアマゾンで買えば30日以内なら返品可能。楽天だと15日。
  • 全体の保証期間の長さが楽天で買えば18ヶ月(レビューを書く必要あり)。アマゾンだと12ヶ月。
  • 楽天で購入した場合にレビューを書くと、USBハブか65W充電器かキーボードマウスのセット、のうちから選んでもらえる。
    • USBハブは楽天で売っているが値段が高い。1000円くらいか。SDカードリーダーが付いていればまだしも普通中の普通のハブ。
    • 65W充電器はアマゾンで2000円くらいのもの。あっても困らない。
    • キーボードマウスのセットはアマゾンで過去に売っていた。キー配列が英語なので注意。キーボードとマウスでUSBのレシーバーを共用するらしい。
  • 開封時に箱の中が新車の香りを発酵させたような匂いがし、安い中華イヤホンの匂いとも似ている。だが定かでない。
  • WakeOnLANが動かない
  • AV1のハードウェアエンコード/デコードにCPUが非対応。今時点では特に問題にはならない。
  • オーディオジャックからイヤホンで音を聞くと、ジジジと常にノイズが聞こえる。

コスパが良いか

楽天でクーポンとポイント還元を使って2.7万円で購入したが、同社にはM5(5825U/16GB/512GB)が3.5万円、M6(6600H/16GB/512GB)が4.0万円、M7(6850H/16G/512GB)の4.4万円もある。ここまでくると、MinisforumのUM760Slim(7640HS/16GB/1TB)が5.0万円で視野に入る。安いほうだと各社のN100のミニPCが1.6万円~がある。

N100だと物足りなかったり、足るか心配だけどできるだけPC購入費を安く抑えたいのなら、購入しても良い気はする。しかし、温度や音、未知である耐久性を考えるなら、本機を改善した筐体を採用したM7を購入したほうが良いと思われる(未検証)。

サポート対応

楽天のチャットで問い合わせをすると概ね24時間以内、その日のうちに返信はある。日本語に多少違和感があるが、問い合わせ内容は問題なく通じていると感じた。交換用のファンは即日手配してくれたが、中国からの配送ということで2週間かかった。