「コード決済に関する統一技術仕様ガイドライン」「統一用語集」を策定しました。 | 一般社団法人キャッシュレス推進協議会

「コード決済に関する統一技術仕様ガイドライン」「統一用語集」を策定しました。

一般社団法人キャッシュレス推進協議会では、スマートフォンアプリ等においてバーコードやQRコードを用いた決済手法(以下、「コード決済」)について、技術的な統一仕様、用語の統一の確立を目指し、検討を進めて参りました。今般、3つのガイドラインを策定いたしましたので、これを公表いたします。

スマートフォンの普及に伴い、コード決済は、従来のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード等に加えて、新しいキャッシュレス決済手段としてその活用及び発展が期待されるところです。一方で、現状においては、各コード決済事業者が独自の仕様によるサービスを提供しています。それらを導入する店舗は、各コード決済事業者の技術仕様それぞれに対応する必要に迫られるため、導入や従業員教育といった負担が増加するだけでなく、利用者においても多様化するコード決済による混乱が生じることが懸念されます。

こういった事態を回避し、コード決済の導入・普及を促進するためには、コード決済の規格の乱立状態を解消・防止し、店舗及び利用者にとってわかりやすいコード決済手段の提供が不可欠であると考えます。

本ガイドラインは、コード決済の技術仕様を定め、店舗におけるコード決済サービスの自動識別や一つのQRコードによる複数決済サービスの対応の実現を図るものです。これにより、店舗及び利用者における混乱を防止し、コード決済の迅速かつ円滑な普及を促すとともに、コード決済の社会コストの低減に寄与することを目的としています。

また、本技術仕様は、QRコードを用いた決済におけるグローバル・スタンダードと言えるEMVCoの定めた仕様に準拠(MPMについて)しており、海外事業者の受入や我が国の事業者の海外進出をより容易にすることも可能としています。

これらのガイドラインは、182社・団体のメンバー、36のオブザーバーによる検討プロジェクトの成果であり、公表により、我が国におけるさらなるキャッシュレスの普及・促進に貢献できれば幸いです。

本協議会では、今後も引続きコード決済の普及・促進に努めるとともに、必要に応じてこれらのガイドラインの改訂を行ってまいります。


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