パタヤにおいてこの2年間で壊滅ダメージを受けたエリアの一つがビーチロードのソイ7。
バービアはもちろんのこと、ホテルやレストランやコンビニまで軒並み閉店していた。
ここ最近ようやく少しずつ回復へ向かい出した。
そんなソイ7で一足早く営業を始めたドイツ料理屋台を紹介したい。
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ソイ7のドイツ料理屋台
セカンドロード側のソイ7入り口
入ってすぐ左手の旧セブンイレブン前にドイツ料理屋台がある。
店名は、NORDZEE。魚のイラストが目印だ。
NordがNorth、ZeeがSeaと判断した。北海だ。
いや待てよ。ドイツ語で北海は、Nordseeだったような気がする。
念のため調べてみると、Nordzeeという綴りはオランダ語のようだ。
まあ、いいか。
店員はドイツ料理だって言ってるし。
ソイ7入り口にあるセブンイレブンは閉鎖されてひさしい。当初は一時休業という形だったようだが、2021年終わり頃に完全撤退している。
表にあった屋台食堂もすべて撤退済み。おいしいカオカームー屋もいずこかへ消えた。
今では、ドイツ料理屋台があるだけ、
このドイツ語料理屋台は、昨年末ころにジョムティエンからパタヤへ移転してきたそうだ。
屋台型店舗だが、テーブルはそこそこ多い。
イートインも持ち帰りもできる。
メニューは魚がメイン。
ドイツ料理らしく、ドイツパンで挟んで食べるのが主流だ。
ドイツ語表記しかない料理もあって、ここは本当にタイなのか。
スモークサーモン、ニシン、海老などなど。
フリカデレでもある。
メニュー裏面には、フライドフィッシュサンド、フィッシュアンドチップス、イカリング、パスタなど。
ソフトドリンク、ビールあり。
コーラは30バーツだったような気がする。
テーブルでは喫煙可能。
フリカデレ
まず、7番のMEAT BALL-FRIKADELLEをオーダー。99バーツ
フリカデレは、要するにハンバーグだ。
フリカデレがもとになってハンバーグとなったらしい。
パタヤでは本場のヨーロッパ料理が気軽に食べられるのが魅力。
やや潰れた形ではあるが、巨大なミートボールが半分にスライスされている。
固めのドイツパン、それと野菜だ。
好みに応じて自分でサンドしろということのようだ。
フリカデレは、ミンチ肉がぎっしりと固められており、日本的に言うところのミートボールよりは、ぱさぱさした食感のハンバーグに近い。いや、というかこれが本来のハンバーグなのだが。
ぱさぱさしているが、ジューシーさと肉の旨味もきっちりある。
ドイツパンと一緒に食べるとうまい。
ソースはマスタードのほか、リクエストすればケッチャプやマヨネーズもある。
味付けはお好みで。
さすがにちょっと量は少ないが、100バーツ以下でフリカデレが食べられるのは嬉しい。
ハンバーグ好きはそのルーツの味にトライしてみてほしい。
MATJESBRÖTCHEN
次に、魚ものにチャレンジ。
1番のMATJESBRÖTCHEN。発音はちょっとむずかしい。マチェスブレェーチェンとかなんとか。ウムラウトが入っているのでカタカタ表記不可。英語表記もないのでオーダーの際は指差しで。129バーツ
ニシンの塩漬けをパンでサンドしたもの。
ニシンは英語でHerring、タイ語でなんというのか聞いてみると、プラーヘリン。そのままやんけ。
ドイツでニシンがマチェス。
ちなみにメニュー番号3のBISMARKHERING BRÖTCHENも同じに見えるが、こちらは酸っぱいやつだという。
ニシンの酢漬けかな。
ニシン塩漬けサンドは持ち帰りにした。
フリカデレとは違い、すでにサンド状態にしてある。持ち帰りだからかもしれないが。
ドイツパンから魚の切身がはみ出している。
中はこんな感じ。
ニシンの塩漬けは初めて食べるかもしれない。
まずニシンだけを味見してみる。
最初に軽い生臭さを感じる。次に塩気。それから魚のうまみがやって来る。
けっこういける。でも単体で食べるには味が濃すぎる。
ドイツパンと野菜と一緒に食べると、うまさは格段にアップ。
これは不思議とクセになる料理かも。
ドイツや北欧の街角ではこういうサンドが屋台で普通に売っているんだろうなあ。
南国パタヤにいながら、寒い北の海と冷え切った北欧の街の景色が脳裏に浮かんだ。
いや、ドイツは何度か訪問済みだが、北欧は未体験。
無性に旅行に行きたくなってきた。
でもまあヨーロッパまで行かずとも、ソイ7で簡単に食べられるからいいか。
地図
セカンドロード側からソイ7入ってすぐだ。
営業時間は13時から23時からとなっているが、実際には22時には閉店していると思う。
ソイ7のナイトスポットが復活していけば、おのずとこういったファラン向け屋台の営業時間も延びていくだろう。
すぐ近くでは、Shootersが営業再開し、新しいバービアもオープン。
軽い昼飯に食べるのもいいし、夜間のバーめぐりの最中に立ち寄るのもいいだろう。
客層は当然のようにファラン100%だが、店員はタイ人でフレンドリー。
あまり日本ではお目にかかることのないドイツ料理を食べたくなったら、ソイ7のNORDZEEへどうぞ。
ソイ7の復活にも期待だ。
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